宮藤官九郎が手掛ける脚本は「笑いながら読みました」
――最初に台本を読んだときの感想を教えてください。
笑いながら読みました。企画書をいただいた時点で期待値が高かったのですが、それを超えてくるといいますか、すごく面白かったですし、今も毎話台本が届くたびにすぐに読んでいます。
撮影の合間時間にマネージャーさんから(台本を)いただくと、「ちょっと今読んできます!」ってセットの中に持ち込んでしまうほど、楽しみに待っています(笑)。
――撮影は終盤に差し掛かっていると伺いましたが、ここまで演じてみて純子を演じてみていかがですか?
キャラクターが強いので、最初はちゃんと飲まれないようにしようと意識しないと、キャラクターっぽく見え過ぎてしまって人間味がなくなってしまうんじゃないかと思っていました。
ですが、撮影が進んでいくにつれて自分の実感も積み重なっていきますし、何より脚本の中で純子というひとりの人間がしっかりと描かれているので、目の前のことに一生懸命に向き合っているうちに、反抗しているだけじゃなくて、父親を思っているという部分は自然と出ているなと感じています。
――SNSなどでは、序盤の話から細かい伏線などに気付き「渚の母親が純子などでは?」という声も上がっていました。
すごいですよね、ご飯を食べながら見ていたら私だったら絶対に聞いていないなと思うくらいサラッと言っていたのに、皆さん本当に細かい部分まで見てくださっているなと感じます。お客さんを信頼して作るってこういうことなんだなと思いました。
SMR(SME)(D)