「先が全く読めない展開を予想しながら楽しんでください」
──W主演の和田琢磨さんとは、「あいつが上手で下手が僕で シーズン2」(舞台2022年、テレビドラマ2023年)でのお笑いコンビ「ラストワルツ」役が記憶に新しいですが、お付き合いは長いんですか?
そうですね。知り合ってからはもう10年以上経ちましたが、初めて共演したのは「アンフェアな月」(2018年)という舞台です。その後も朗読劇を一緒にやったり、僕の配信番組にゲストで来てもらったりもしました。そしてガッツリ絡んだのが「カミシモ2」です。
──和田さんはどんな方ですか?
芸歴は同じくらいなんですが、年齢は僕の2つ上で、ミュージカル「テニスの王子様」においては、僕より先に出演されていた先輩になります。「テニスの王子様」では時期は被っていなくて、外から素敵な役者さんだなと見ていました。そして「アンフェアな月」で初めて共演して、改めてすごい役者さんだと思いました。プライベートでは、実は人間味があるというか、温かい部分があって、そういう面に触れてさらに好き度が上がりました(笑)。
──「カミシモ」のシーズン3の制作も発表されました。「ラストワルツ」は、7月放送のテレビドラマ、11月の舞台に出演されるそうですね。そして「Solliev0」の舞台もあります。今年は和田さんとの共演が続きますね。
実はもう1作品あって、舞台「MANKAI STAGE 『A3!』ACT2!~WINTER2024」(4~5月)でも共演するんですよ。最近、琢磨くんとずっと一緒なんで、熱愛報道が出るんじゃないかと2人で心配しています(笑)。それは冗談として、3作品とも全然ジャンルが違うので、切り替えをしっかりしないといけないと思っています。「Solliev0」では2人の真面目なシーンがけっこうあったんですが、「カミシモ」に釣られて、ついボケたくなっちゃいました(笑)。真面目なシーンがゆえに、「ここでこんなボケを入れたら、面白いだろうな」みたいなことが頭をよぎって、懸命に封じ込めて真面目に演じました。
──では改めて、ドラマ「Solliev0」の見どころをお願いします。
台本を読んだときに「この先はどういう展開になっていくんだろう?」とワクワクしたほど、本当に先が読めません。これまで見たことがないような作品に仕上がっていると思いますので、先の展開を予想しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。そしてその後の舞台がどのように進んで、どういう結末になるのか、僕自身も楽しみにしています。
取材・文=河合哲治郎