川栄李奈“澪”が下す決断とは…成海璃子“唯”を殺害した犯人が判明する<となりのナースエイド>
外科医に戻るか悩む澪
澪は、晴美(水野美紀)、夏芽(吉住)、相馬(矢本悠馬)の3人にもとは外科医だったこと、ナースエイドを続けるべきか迷っていることを打ち明ける。3人は、澪が外科医だったことに気付いていた。そして、「澪は信念を持っているのだから、好きにすればいい」と背中を押してくれた...。そんなとき、橘からファイルの添付されたメールが届く。それは、父・晃が死ぬ前に書いた論文で...。その内容を見た澪は目を疑う。
澪は論文を火神に突き付ける。「あなたが開発したと言われる火神細胞は...本当は...私の父が開発したってことですか?」。晃の論文に書かれていたのは、火神細胞と同じ力を持った細胞の開発方法だった。論文の日付は15年前で、火神が火神細胞を開発して論文を発表する前。晃の死後、火神はさも自分が開発したかのように世間に発表し、特許も取得して富と名声を手に入れていたのだ。
火神細胞は、澪の父が発見していた
「私が世に出したから、火神細胞によって多くのガン患者の命が救われた!桜庭だってそれを望んでいたはずだ!」...火神は全てを認めたうえで、シムネス完治のためには多くの資金が必要で、決して私利私欲で富と名声を手に入れたわけではないと説明する。しかし、澪にはそんなことよりも聞きたいことがあった。「姉はこの論文のことを教授に尋ねなかったんですか?」...新聞記者の唯が火神の元を訪ねた時、論文のことを追及したに違いない。「教授が...姉を殺したんですか?」。しかし、その答えを聞く前に、火神は再び血を吐き倒れてしまう。
火神はシムネスに侵されていた。残された命はもってあと数週間。延命のため、大河はその場で開胸手術を決断する。手術直前、火神は声を振り絞り、澪に真実を伝える「私はキミの姉...桜庭唯を殺した」唯は死ぬ直前まで真実を公表しようとしていた。しかし、それは晃の名誉のためというよりは、妹・澪のためだった...。「私が死んだ後、澪は私に延命手術したことを悔いて、医者を辞めてしまう気がする...。澪には父のような医者になってほしい...そのためにも、父がどんなに素晴らしい医者であったかを澪に教えてあげたい...」。しかし、唯が事実を公表すればオームス研究がついえてしまう。火神の心に悪魔が宿り、そして、唯を突き落とした。全てを知った澪は激しい怒りに震える「私はあなたを...許せません」。
大河による火神の開胸手術が始まる。しかし、心臓の腫瘍を摘出した途端、また新たな腫瘍が現れ驚異的異な速さで増大。「バカな...」...シムネスの脅威は、大河の想像をはるかに超えており「火神教授が...亡くなった」星嶺医大に衝撃が走る。