原田泰造が主演を務めるドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)の第10話が3月9日に放送された。翔(城桧吏)が大地(中島颯太)の父親・真一郎(相島一之)の言葉に傷つき、誠(原田)が憤る姿が描かれて頼もしく感じられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
偏見だらけの“おっさん”が古い常識のアップデートに奮闘
同作は、練馬ジムの同名漫画が原作のホームコメディー。「男は男らしくあるべき!」という古い価値観を持つ沖田誠(原田)は、家族からは「堅物」と嫌われ、デリカシーのない言動で会社の部下からも敬遠されている。
そんな偏見だらけの“おっさん”である誠に、二回り以上年下のゲイの友達ができたことで、これまでの古い常識がアップデートされていく。愛する家族のため、そして、周囲の愛すべき仲間たちのため、 誠の奮闘劇が始まる。
物語を導くゲイの青年・五十嵐大地をFANTASTICS・中島颯太が演じる他、誠の息子でアップデートのきっかけとなる一言を誠にぶつける息子・沖田翔役を城桧吏が、デリカシーのない誠に反発する大学生の娘・沖田萌役を大原梓が務める。
また、昭和世代からは、大地の母親・五十嵐美穂子役に松下由樹、堅苦しい夫を半ば諦めていた妻・沖田美香役に富田靖子と演技派2人がそろい、大人の女性目線からも昭和のダメオヤジを叱咤(しった)激励する。
大地の前に長年会っていなかった父親、真一郎が現れる
昭和生まれの51才・沖田誠(原田泰造)はそのデリカシーのない言動のせいで家族や会社の部下たち、さらには愛犬のカルロス(こまち)にまで嫌われていた。ある日、誠は引きこもっている息子・翔(城桧吏)の部屋にいる五十嵐大地(中島颯太)がゲイであることを知り、思わず翔の部屋に入って大地を否定してしまう。そんな誠に対して、翔は「僕は…お父さんみたいな人には絶対なりたくない!」と冷たく言い放つ。
家族のために頑張ってきたつもりの誠だったが、何をどうすればいいのかすら分からない。そんな苦悩を抱える誠に大地が声を掛け、大地との交流によって誠は意識を変える決心をする。
美穂子(松下由樹)は、経営する動物病院でとある相手と電話していた。普段見せないいら立った表情の美穂子に、大地は不穏な空気を感じる。新たな嵐が誠や大地らを巻き込もうとしていた。
「君たちが望むことを、周りのせいで制限を受ける必要はないと思う」という誠の言葉に、少しだけ勇気をもらう大地。大地の恋人・円(東啓介)は両親を説得することに成功し、両家でお祝いする際に誠と美香(富田靖子)に仲人をして欲しいと連絡が入る。
そんな大地の前に、10数年ぶりに父・堀内真一郎(相島一之)が現れる。
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発売日: 2023/12/05