倫子と家治の決意に涙
わが子をなくしたことで、倫子は家治と会うことができなくなっていた。家治の顔を見ることで、最愛のわが子を思い出してしまうと泣きながら訴える倫子。そんな倫子に対し、家治はただ立ち尽くすことしかできなかった。
このまま、夫婦の関係は崩れてしまうのかと心配してしまった。だが、家治は家治なりのやり方で、倫子に寄り添い、夫婦の関係は修復へと向かう。
ある日、倫子は家治が自分の母親を思って、植えてくれたリンドウの花が枯れていることに気が付く。ここでも倫子は子どもを思って涙する。その様子を見て、家治は倫子に見せたいものがあると告げる。
家治は、倫子に松を見せると、植えた理由を打ち明ける。また、松に娘を思っていると話し、倫子が長い間、体の中で大事に育て、自分たちの元に生まれてきてくれた娘のことを生涯忘れないと優しく宣言。
さらに、家治は、父親として娘に恥じぬ世を創ると誓ったとも言い、松のそばに建てられた千代と書かれた墓石に向けて、手を合わせるのだった。家治なりの寄り添い方に、倫子は涙する。そして、家治同様に、倫子も自分も子どもをなかったことにしないと固く決意。子どもの死をともに乗り越えようとする倫子と家治の姿に涙腺が崩壊した。
Xでは、母として、子どもの死を受け入れられない倫子の姿に、「涙で前が見えない」「切ないよおおお」「地獄展開」「もう許して…」という声が上がった。その一方で、どんどんドロドロしていくストーリーに、「思い出してきたこのどうしようもない感じ」「このドロドロ感こそ大奥よな」「大奥って感じだわ…!」というコメントが寄せられていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部