伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の初回が4月1日に放送された。今作は幼少期のエピソードがなく、初回からいきなりヒロイン・伊藤が本編に登場する構成。伊藤演じる寅子の個性あふれるキャラクターがさっそく視聴者の注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
お見合い中にいびきも…クセ強ヒロイン登場
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。昭和の初め、女性に法律を教える日本で唯一の学校へ入学し、法曹の世界に進んだ主人公・猪爪寅子(いのつめ・ともこ=伊藤沙莉)が、仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら日本初の女性弁護士、そして裁判官となっていく姿を描く。
第1週「女賢しくて牛売り損なう?」では、そんな寅子の女学校時代が描かれた。寅子は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧められるが、「女の人の一番の幸せが結婚って決めつけられることが納得できない」とモヤモヤ。お見合い前夜に家出しようとしたり、お見合いの最中にいびきをかいて居眠りしたり、相手が口をはさめないほど理屈をまくし立てたり…。初回の15分に、クセの強いお見合いエピソードが次々と登場した。
ヒロイン・伊藤は朝ドラ「ひよっこ」にも出演
寅子が個性的なキャラクターであることがよくわかる出だし。昭和6年当時の結婚観、人生観に当てはまらない感覚の持ち主・寅子を、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)の“さおり”こと安部米子役や「いいね!光源氏くん」シリーズ(2020年ほか、NHK総合)の沙織役など数々の作品で注目を集めてきた伊藤がいきいきと演じている。