これから始まる寅子の物語の方向を定める“決意表明”であるこのシーン。演じる伊藤の説得力ある切実な言葉、そして意志的な表情が、視聴者の心を掴んだ。
「『話を遮らなかった』のセリフに泣けた。トラちゃんはただ、話を聞いてほしかったんだよね。お見合いでの失敗を丁寧に描いてきたのがここにつながる」「結婚は女性が法律上の“無能力者”になる日なんだもんな…」「寅子の思いは令和に生きる自分にも共感できる」と、寅子に寄り添う声が続々。
また、演じる伊藤にも「沙莉ちゃんの表情がすごい。全部伝わった!」「自分が自分でいられるかもしれない場所を見つけた高揚感をすごく感じた」といった感嘆の声や、「ナレーションで心情の説明も入る分、表情で細やかに気持ちを表現してるんだ」という分析も。俳優としてキャリア20年、映画やドラマの主演作も多く、「エランドール賞新人賞」(2021年)や「文化庁芸術祭 放送個人賞」(2022年)、「橋田賞 新人賞」(2023年)など受賞歴も多い伊藤が卓越した演技力で魅了。SNSで「#虎に翼」がトレンド入りする反響を呼んだ。
一方で、娘から「結婚がいいものだなんて思えない」と言われた母はるに寄り添う声も…。「はるさんのわが子を思う気持ちも否定できない」「はるさんの生き方だって理解できるだけに、苦しい」といった声が上がった。続く4月5日(金)放送の第5回では、いかに母を説得すべきか悩む寅子の姿が描かれる。
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