食い気味に「んなことねぇよ」と否定する一仁に激萌え
一仁と夏川の共同生活のスタートが描かれた第1話だったが、ハイスペックな一仁のほうが平凡な夏川のことを好きなんだと端々から伝わってきて何度もキュンキュンとさせられた。序盤では夏川が一仁に手作りクッキーを渡すシーン。手作りに目を見開いて驚く一仁に夏川は「妹たちが作ったけど、9割は俺が作った」と伝えると、一仁は喜びをかみ締めるようにうなずいてクッキーを見つめる。そして、夏川が「知らない方が良かったか…」と言うやいなや一仁は「んなことねぇよ、嬉しい!」と食い気味に伝える。一仁は夏川に対してどこまで必死なんだとうれしくなった。
中盤のインテリアショップでは夏川がカーテンからふざけて顔を出すと、一仁は夏川に背を向けてニンマリと笑う。夏川のかわいさを我慢できずに一仁が顔をほころばせているのが見て取れて、こちらまで頬がゆるんでしまう。体調を崩した夏川をお姫様抱っこするといった王道シーンもさることながら、さりげないシーンでも随所に一仁の思いが散りばめられていて、さらに胸をときめかせてくれた。
また、一仁役の佐藤は若手イケメン俳優の登竜門と言われる「仮面ライダー」シリーズ出身俳優。バッティングするようすも食べている姿だけでもさまになって、一仁のモテ要素を説得力を持って体現していた。
◆構成・文=牧島史佳