――ジフンさんはボディーガードとして強烈なアクションを披露されていますが、アクションシーンはどんな思いで臨まれましたか?
ジフン:今回は近未来の設定ということで、ディテールを設定する上で少し難しいところがありました。見ている方々により実感を持っていただくためにいろんな工夫をした中で、その一つがアクションでした。フィクションのような未来ではなく、もっと地に足が着いているアクションでなくてはいけないと思ったのでジャンルをかなり工夫して、動きがあるというよりはタッチ感のあるアクションを心掛けました。
――アクションで今回特別に準備されたことはありますか?
ジフン:ボディーガードの役なので、登場した瞬間に存在感を出すため体づくりと言いますか、体を大きくしたんです。そして今回アクションチーム、撮影チームとも結構仲が良くて、アクションに関してはデザインを一から作り込みました。アクションに使う小道具やアクションにふさわしい周りの美術なども、かなり打合せしながら新たに制作して臨みました。楽しい作業でした。
ヒョジュ「ジャユはすごい人」
――ヒョジュさんは美しさが引き立つミステリアスなキャラクターですが、ジャユという女性を演じられてみて、ご自身で感じたジャユの魅力はどんなところでしたか?
ヒョジュ:ユン・ジャユという女性はすごい人だと思いました。自分が考えていること、夢見るものを諦めずに、どんな状況に見舞われても我が道を歩む女性なんです。そういう姿に強さを感じましたし、堂々と歩んでいく姿がかっこいいなと思ったんですね。それも、これ見よがしにという感じではなく、本当に内面に秘めている静かなカリスマがあって、すごい女性だと思いました。
ジフン:それ、ヒョジュさん自身のことなんじゃない?(笑)
ヒョジュ:(笑)。私は、ジャユが善良なのか悪なのか曖昧な、ミステリアスな人物に映るといいなと思ったんです。感情を表に出さない人物なので、どこまで表現するのかはずいぶん悩みましたね。声のトーンなどもちょっとずつ差をつけて、私が普段話すときよりは声を抑えるような形でキャラクターを表現しようとしました。全体的にはちょっと枯れた木の葉のようなイメージを持って演じました。
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