ハ・ジウォン主演「奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い」BS松竹東急にて放送決定、“実在した女性”をモチーフに描かれる歴史ドラマ
BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、5月21日(火)昼12時より、韓国ドラマ「奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い」を毎週月曜~金曜に放送する。本作は、“鉄の女”として知られる実在した女性・奇皇后の生涯をモチーフに描かれた歴史ドラマだ。名もなき高麗の少女が巨大帝国である元の皇后へと昇り詰め、生き抜いていくその裏には、父と母を殺された無念と強い復讐心が隠されていた――。本記事では、「奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い」のあらすじや見どころを深掘りしていく。
少女・ヤンは父と母の敵を討つため、男装して波乱の人生を歩み始める
物語の舞台は、14世紀の高麗(こうらい)。主人公の少女キ・ヤン(ハ・ジウォン)は、母とともに“貢女(※女性を朝貢品の一つとして献上すること)”として元(げん)に連行されようとしていたが、2人は高麗皇子のワン・ユ(チュ・ジンモ)によって逃される。しかし母は逃げる途中で矢に当たり死んでしまう。母の敵を討つために強くなることを決意したヤンは、男装して“スンニャン”と名を変え、復讐の道へと歩みを進めていくのだった。
そんな中、流罪となった元の皇太子・タファン(チ・チャンウク)が高麗に到着するが、元の丞相・ヨンチョル(チョン・グクファン)はタファンを高麗で殺し、その責任を高麗に負わせようと計画していた。そこでスンニャンは高麗の武将である父のキ・ジャオとともに企みを食い止めようとするが、タファンの証言により捕らえられたジャオは獄中で亡くなってしまう。
タファン襲撃の罪で廃位となったワン皇子は元に連行され、貢女・宦官の1人としてスンニャンも共に連れていかれることとなる。そして元の武将に女であることがバレ、スンニャンは危うく側室にされそうになるが、その後宮中で雑用係となったスンニャンは、どうにかしてタファンを暗殺しようと企てるのだった――。
難しい役柄への苦悩や葛藤を抱えながらスンニャンを熱演したハ・ジウォン
本作で主人公のスンニャンを演じるのは、ドラマ「愛よりもっと大きい愛」でデビューし、「学校2」「シークレット・ガーデン」など様々な作品に出演するハ・ジウォンだ。ジウォンは本作の撮影について、以前自身のFacebookで「これまで以上に暑さと寒さ、そして睡眠と戦わなければならない厳しい撮影環境だった」と振り返っている。
また、愛と復讐に揺れるスンニャンの姿を見事に演じきったジウォンは、「撮影の間はどんな作品よりも苦しく、胸が痛みました。時間が経てば経つほどよりそう感じました。そして気付くようになり、涙が出ました。彼女のことを理解できるようになったのです」と、難しい役柄への苦悩と心情の変化も明かしている。
そんなヤンを見守る高麗王ワン・ユを演じるのは、映画「愛 サラン」や「ハッピーエンド」などに出演するチュ・ジンモ。ジンモ演じるワンは、国と民を助けるために献身的に尽くす心優しい王で、スンニャンが女性だと発覚する前から大切に見守ってくれる、重要な存在となっている。
NHKエンタープライズ
発売日: 2023/01/27
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