伊原六花主演のドラマ「肝臓を奪われた妻」(毎週火曜夜0:24-0:54、日本テレビ系/Huluにて配信)。4月30日放送の第5話では、小栗(戸塚純貴)の思いを受け入れて幸せな生活を送りたい気持ちが芽生えながらも、復讐(ふくしゅう)を諦める事ができない優香(伊原)が、捨て身の作戦に出る姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
肝臓を奪った元夫とその家族への復讐と共に、再び愛を信じて生きていく成長物語
本ドラマは、LINEマンガで配信中の、国内累計閲覧数が1億3300万ビュー(※2024年2月現在)を超える大人気の同名ウェブトゥーンが原作。自分がただの肝臓移植の為の道具だったと知った優香が、肝臓を奪ってスグに自分を捨てた夫とその家族に復讐の炎を燃やすストーリー。
しかし、ただの復讐劇ではなく、他人を信じられなくなった自分を支える周りの人々や守るべきわが子のために、再び愛を信じて前を向いて歩いていく優香の成長物語にもなっている。
小栗の思いに揺れる優香
小栗に「付き合ってほしい」と告白された優香は、好青年で息子も懐いている彼に気持ちが揺れる。以前から小栗を勧めていた春美(猫背椿)にも、「イヤな過去なんか捨てちゃって、目の前の幸せに手を伸ばしてもいいと思うけど」と背中を押され、小栗との幸せな日々に思いを馳せるのだった。だが、周りの人間も巻き込んだ復讐は、ここで止めるわけにはいかなかった。
慎吾に捨てられたるり子の復讐
優香は、光星(桐山漣)の妻・るり子(水崎綾女)の不倫相手・慎吾(夏生大湖)に気があるフリを続けており、慎吾は優香に夢中。るり子は、最近自分につれない慎吾を命令口調で束縛しようとした。今まではそのやり方で、彼を思いのままにできていたが、今回は違った。ウンザリした口調で「束縛されても困るし。別れよう」と言い出したのだ。
慌ててなだめようとするるり子に、「好きな人ができた」と、優香の名前を告げる慎吾。逆上したるり子は半狂乱で慎吾を責め立て、そんな彼女を「いい加減にしろよ!ババァ!!」と突き飛ばして、彼は去った。残されたるり子は、優香への恨みを募らせるのだった。
るり子は、人を使って優香の働く花屋に「淫乱女」「恥知らず」などの罵詈雑言が書かれた紙を大量に貼りつけて彼女を貶め、ジムでは「慎吾に無理やり関係を迫られた」とウソ泣きで訴えて彼を休職に追い込んだ。