窪塚愛流が、5月15日に都内で開催された映画「ハピネス」(5月17日[金]公開)の女子高校生試写会の舞台あいさつに、蒔田彩珠、橋本愛と共に登場した。
映画「ハピネス」
映画「ハピネス」は、「下妻物語」の作者・嶽本野ばらによる同名小説を映画化したもので、残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、彼女の夢を支えようとする少年との純度100%のラブストーリー。
恋人同士の雪夫(窪塚)と由茉の日々は、由茉の「私ね、あと1週間で死んじゃうの」という告白によって一変する。由茉はすでに自分の運命を受け止め、最期の日々を“自分らしく生きる”ことを望んでいた。そんな思いを受け止めた雪夫は、戸惑いながらも残り少ない日々に寄り添う覚悟を決める。一方、雪夫の姉・月子(橋本)は、弟の心を支え、そっと背中を押す――という物語が描かれる。
心がぽかぽかするほど優雅な蒔田彩珠と橋本愛のロリータ姿
登壇した窪塚は「ほぼ同世代の方々にこの映画を見ていただけることがとてもうれしくて、僕からしたらすごく貴重な時間なんですけど、皆さまにも『貴重な時間だったな』『楽しかったな』と少しでも思ってもらえるように努めますので、よろしくお願いします」とあいさつ。
また、劇中で由茉と月子がロリータファッションをするという内容から、蒔田と橋本のロリータファッション姿について聞かれた窪塚は「なんかおとぎ話の世界にいるような感覚だったんです。お二人がすごく似合われていて、見ていてぽかぽかしましたし、優雅な気持ちで、お二人を見ながら紅茶を飲みたくなっていました。現場には紅茶はなかったのですがコーヒーはあったので、コーヒーを飲んでいました(笑)」とユーモアあふれる回答で会場を沸かせた。
窪塚愛流「校長先生の言葉は今の自分を作っていると思います」
ほか、「自身の今につながっている高校の時の出会い」についての質問では、窪塚は「僕、高校1年生、2年生の時に、本当に身だしなみが悪かったんです。ブレザーの下にパーカーを着て、ボタンは絶対に閉めない。ネクタイも下で結んで、シャツのボタンは上の2個くらい開けて…というすごくだらしない格好をしていたんですけど、当時はそれがカッコいいと思ってたんです」と吐露。
しかし続けて、「でも、ある時に校長先生から『窪塚はいい意味でも悪い意味でも目立つから、身だしなみだけはちゃんとしておいたら』って言われて、雷に打たれたような気持ちになったんです。次の日から、ネクタイは一番上で締めて(笑)。今となって、靴下の色とか細かいところまで気を使えるようになったのも、あの時に校長先生に言われてなかったら、こうならなかったのかなと思うので、校長先生の言葉は今の自分を作っていると思います」と明かした。
◆取材・文=原田健