「寄生獣」や「ヒストリエ」などでを手掛ける岩明均が、1996年から1999年にかけて『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載したSF漫画「七夕の国」。壮大なスケールと刺激的な表現から「映像化不可能」と言われ続けていた“怪作”が、7月4日(木)よりディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて、細田佳央太主演でドラマシリーズ化される。このたび、予告映像と藤野涼子、上杉柊平、木竜麻生、三上博史、山田孝之ら追加キャストが公開された。
主演・細田佳央太×監督・瀧悠輔の不気味な超常ミステリー
ある日突然、ビルや人が“球体”にまるくエグられ消失する怪事件が発生。謎を解くカギは、球体を操る能力者が守る“ある町”にあった。
その町にルーツを持つ、平凡な大学生・南丸洋二(みなみまる ようじ:通称ナン丸)が事件解明に巻き込まれる。彼の“念力で物に小さな穴をあける”という地味な特技は、恐るべき能力と同じものだった。
主人公・ナン丸を、「ドラゴン桜」(2021年、TBS系)「どうする家康」(2023年、NHK)など話題作への出演で躍進を続けている細田が演じる。
監督は「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)やNetflix作品「クレイジークルーズ」でメガホンを取った瀧悠輔が務める。
不気味な球体を発端に謎と謎が絡み合うティザー予告映像が公開
このたび公開されたティザー予告では、冒頭で●(まる)にエグられた窓が映し出されたかと思いきや、次の場面では、弾けるような音とともに人の体がえぐられて消失してしまうという衝撃のシーンからスタートする。
この事件をキッカケに、ビルや人が丸くエグられる怪事件が多発し、日本中は恐怖に包まれていく。そんな怪事件の鍵を握るのは、時期外れの七夕祭を行う山間の“閉ざされた町”丸川町。
ひょんなことから、この町に訪れることとなったナン丸は、自身がこの地にルーツを持つことを教えられ、知らず知らずのうちに代々受け継がれていた球体の力の謎に巻き込まれていくこととなる。「この町は何かを隠してる」というセリフと共に映し出された町の人たちはどこか不気味な笑みを浮かべる。
別のシーンでは人々が不安げな表情で空を仰ぐ様子や、何かに怯え逃げまどう街の人たちの場面が次々に切り取られて不穏な空気が漂う。そして、映像の最後は、ハットをかぶった人物のただならぬ後ろ姿と、人々を飲み込むように影を伸ばす大きな●が映し出されて締めくくられている。