現在、ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)で主演を務める山下智久。同時に「プロポーズ大作戦」(2007年)や「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」(2009年)の再放送をはじめ、山下が出演した過去作品も熱い注目を集めている。2008年にスタートした医療ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(フジテレビ系)もその一つ。現在FODで順次無料配信中の1st seasonから、普段はクールでそっけない医師・藍沢耕作(山下)が同期・藤川一男(浅利陽介)に見せた優しさがグッとくる第4話のエピソードを振り返る。(以下、ネタバレがあります)
藤川、夢のフライトドクターに黄色信号
藍沢と白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、藤川が一人前のフライトドクターへと成長していく姿を描いた「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」1st season。第4話「母の愛」では、なかなかヘリに乗せてもらえない藤川の葛藤が描かれる。
白石、緋山もヘリに乗り始める中、藤川だけがヘリに乗るチャンスがないまま1カ月が経とうとしていた。黒田脩二(柳葉敏郎)にずばり「藤川をどう評価してる?」と尋ねられた藍沢は、一旦「別に、何とも…」と言葉を濁したものの「ただ、緋山は難しい気管挿管をやった。藤川はできなかった。そういうことだと思います。才能と経験しかない、外科医は」と淡々と答える。
「お前ができないと…」
だが、藤川には、患者に共感できる力とあきらめない強い心があった。黒田に「お前、もうここ辞めろ。向いてない」ときっぱり言われてもあきらめようとしない藤川に、藍沢は「ちょっと手伝え」と声を掛け、「お前ができないと俺がいつまでもやらされるんだよ」とボヤきながらも気管挿管のコツを伝授する。
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