コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ガンガンONLINEにて『つくもの万処』を連載中の紫良河みあびさんが描く『気になる美少女のギャップが激しすぎだ話』をピックアップ。
2024年5月2日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、紫良河みあびさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
“イケメン男子が美人女子と友達になりたい”という展開に見えるが…
「同じ大学にめちゃくちゃ可愛い美少女がいる」
主人公は物陰からその人を見つめていた。大学内で度々見かけていて“友達になりたい”と思っていたが、なかなか一歩踏み出せずにいた。しかし、今日は状況が違った。2人組の男性にナンパされているところを目撃してしまい、思わず止めに入ろうとしたのだ。そして、想定外の展開が訪れる。
「触んじゃねーよ 気色悪ぃな」
主人公が可愛いと思っているその人から、驚きの言葉が発せられた。さらに続けた言葉に衝撃の事実が…。
「つかそもそも 俺 男だから」
主人公が“美少女”だと思っていたその人は、男性だったのだ。ナンパしてきた男性たちは驚き、捨て台詞を吐きながら去っていく。そして、何もできずただ飛び出してきただけの形になった主人公に、“美少女に見えたその人”は忠告する。
「女の子なら ああいう場面は逃げた方がいい」
さらに驚きの事実。一見、男性に見える主人公は女性だったのだ。“美少女のようにきれいな顔立ちの男性”と“イケメンのようなかっこいい顔の女性”の出会いを描いた本作には、「脳がバグった」「いろいろ予想外」など、見た目のギャップによる性別の勘違いに驚く読者が続出したほか、「展開が最高」「こーいうお話大好き」とストーリーに夢中になった人からのコメントも多く寄せられている。
作者・紫良河みあびさん「この作品が連載中の作品を描くためのモチベに」
――『気になる美少女のギャップが激しすぎだ話』を創作したきっかけや理由などをお教えください。
この話の主である「如月 光」というキャラクターは3年前から描いているキャラでして、自分が作ったキャラクターの中で1番気に入っている子だったりします。当時は高校生編を描いていましたが、3年経ちまして、大学生の彼を描いてみたいなと思ったのと、現在商業連載している作品がダークファンタジーなので息抜きに真逆の作品を描きたいなと思ったことがキッカケで、この話が出来ました。
――本作には“美少女のようにきれいな顔立ちの男性”と“イケメンのようなかっこいい顔の女性”が登場して、どちらも大変魅力的です。キャラクターのデザインでこだわった点や力を入れたポイントなどをお教えください。
光はとにかく可愛い外見で、話し出すとイケメンに見えるように。という事を重視しています。
逆にヒロインの三井さんの方はカッコよく、話し出すと女の子に見えるように意識して描いてます。
――X(旧Twitter)投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていらっしゃいますか。
驚きました。
ギャップって凄いなと思いました。
――現在、ガンガンONLINEにて『つくもの万処』を連載中の紫良河みあびさんですが、別の創作活動を並行して行うのは簡単ではないと思います。複数作品を創作する際の気持ちの切り替え方やモチベーションを維持するためのコツ、心がけていることなどはあるのでしょうか?
むしろ、連載中の作品の息抜きとしてこの作品を描いているので、この作品が連載中の作品を描くためのモチベになってます。
――今後の展望・目標をお教えください。
描けるなら、出来るだけ長くこの仕事に携わりたいと願ってます。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
作品を読んでくださってありがとうございます。
基本、好きを形にしているだけの私ですが、これからも何卒よろしくお願いいたします。