武田玲奈「私もおしゃべり上手に」、最新出演作で昭和の女性を演じる
MBS/TBSにて放送されたドラマ「マジで航海してます。」では、繊細な部分を持つ大学生・石川燕を演じ、今回は、小松政夫の著書を原案に、山本耕史主演のドラマ「植木等とのぼせもん」(9月2日(土)スタート、毎週土曜夜8:15-8:43、NHK総合)に出演する武田玲奈。女優として精力的に活動を続ける彼女にインタビューを行った。
――このところ映画やドラマなど、女優として活躍する機会が増えていますね。
お芝居は大好きなので、演じる機会をいただけることはすごくうれしいです。演技の世界では、普通では経験できないことを体験できるのでとても楽しいです。「植木等とのぼせもん」では、私が生まれる前の時代を演じることができるので、とても貴重な経験だと思っています。
――「植木等とのぼせもん」では、昭和のテレビ業界が舞台ですが、事前に調べたことは?
当時のことを深く理解するために、小松政夫さんの原作を読み込ませていただきました。あと、小松さんと植木等さんが出演されている当時の映像を見させていただいたり。当時の女の子の間でどんなことが流行っていたのかも調べたりもしました。演じる上で知らない部分があると事前に勉強するタイプなんです(笑)。
――昭和の女の子はどんな印象でしたか?
昭和30年代って、世の中がだんだん豊かになりつつあって、生活が安定していくことで、女の子たちもおしゃれに興味を持てるようになっていたみたいです。ヘアスタイルやファッションに気を使ったり…。おしゃれしたいって気持ちは今の女の子と変わらないのかなと思います。
――そんな時代背景を踏まえて、今回演じるヒロインの鎌田みよ子をどう捉えていますか?
台本を読んでみて、とても明るくて天真爛漫で、誰からも好かれるような女の子だと思いました。最近の出演作では、ちょっと陰があるような役を演じる機会が多かったんですが、それともまた違う感じになりそうでとても楽しみです。ドラマでは、小松さん役を演じる、志尊淳さんとやりとりする場面が多いんですが、そこでの自由奔放なみよ子の姿をぜひ観ていただきたいです。
――みよ子という役には、武田さんと似たところはあるんですか?
近い部分もあればそうでない部分もありますけど、理髪店で理容師として働く女の子なので、きっとお客さんとのおしゃべりは上手いと思うんですよ。そこは逆に私のほうが憧れる部分かな(笑)。社交性の高いみよ子を演じるために、もっと役作りをしていきたいです。
9月2日(土)スタート
毎週土曜夜8:15-8:43NHK総合にて放送
武田玲奈2nd写真集「rena」が発売中
撮影=阿部ちづる、ヤングジャンプ特別編集・集英社刊