武田玲奈「私もおしゃべり上手に」、最新出演作で昭和の女性を演じる
――ちなみに、今回のみよ子役が決まったときはどんな気持ちでしたか?
実は直前まで何も知らされていなくて、お話を聞いたときはビックリしました。スタッフのみなさんは私が既に知っていると思っていたらしいんです。だからお話を聞いた時は「聞いてないです!そうなんですか!?」ってとにかくビックリ(笑)。最近、地元の福島県に帰る機会があったんですけど、私の住んでいる地域でもドラマが放映されることに気がついて、おばあちゃんに「ドラマ、観てね」と言えたときは、うれしい気持ちでいっぱいになりました。おばあちゃんも「そうなの!」って驚いていて、「絶対観るね」と言ってタイトルをメモしてました(笑)。
――今後は、女優としてどんな風に演技の仕事に取り組みたいですか?
ドラマや映画のお仕事が大好きなので、これからも出演のチャンスをいただければうれしいです。中でも映画のお仕事はもっと経験したいと思っています。20歳になったので、働く女性の役や少し大人な役を演じてみたいと思っています。実年齢よりちょっと歳上の女性が演じられたらいいな。あ、もちろん学生の役もまだやりたいです(笑)。
――「こういう仕事をしている人を演じてみたい」ということはありますか?
普通のOLさんにちょっと憧れているので、そういう役もやってみたいです。あとは何でしょう…。警察官とかナースとか、わりといろいろな役をやらせていただいているので(笑)。あとは、ちょっと意地悪な役だったり、性格がきつかったり、言葉遣いが悪かったり、ちょっと癖のある役にも挑戦できたらと思います。
――そんな演技への熱いモチベーションは、どこから湧いてくるのでしょう?
いろんな女優さんの作品を見ることで、気持ちが高まります。ドラマや映画を見て「ああ、このお芝居はすごいな!」と思って、その人に憧れたり。今は「SPEC―」(’10年TBS系)にハマっていて、ドラマから映画まで全部見ているんです。主演の戸田恵梨香さんはいまの私と変わらない年齢で圧倒的なお芝居をされていて、見ていて本当にすごいなって。もっとお芝居の勉強をして、憧れている女優さんたちと共演できるように頑張ります。
大井達史
9月2日(土)スタート
毎週土曜夜8:15-8:43NHK総合にて放送
武田玲奈2nd写真集「rena」が発売中
撮影=阿部ちづる、ヤングジャンプ特別編集・集英社刊