石原さとみ、亀梨和也との共演を振り返る「たくさん話し合うことで新しい視点が見つかったり、それが表現の答えになってくれたりした」<Destiny>
6月4日に放送された、石原さとみ主演ドラマ「Destiny」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終回をTVerにて配信開始した。
20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリー「Destiny」
同作は、ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)、「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる脚本家・吉田紀子氏による完全オリジナル作品。20年の時を超える切なくも濃密なサスペンス×ラブストーリー。3年ぶりの連ドラ復帰となった石原は主人公の横浜地方検察庁・中央支部の検事・西村奏を演じている。
最終回を迎えるにあたり、石原は「この作品ほど、1話に詰め込んでいる伏線の量が多いものはないと思います。最終回を見た後に、第1話のセリフをひとつも聞き逃さずに見返してほしい」とコメントした。
石原さとみ コメント「第1話のセリフは全部聞き逃してほしくない」
――「Destiny」は、4月期の民放連続ドラマ初回のTVer再生数第1位を獲得し、毎話200万再生を突破。TVerでは配信期間中、無料で何度でも番組を視聴することができますが、石原さんが「今こそ何度も繰り返し見てほしい」と思うシーンはありますか?
この作品ほど、1話に詰め込んでいる伏線の量が多いものはないと思います。さらりと流れたシーンや会話であっても後々の話数で回収されていくので、私ももう一度最初から見直したいくらいです!特に第1話のセリフは全部聞き逃してほしくないです。
例えば、第1話の冒頭にあった、奏が真樹を取り調べるシーン。気になっている方も多かったと思いますが、あれは第6話につながっていたんです。最終回を見た後にもう一度第1話を見ると、セリフのとらえ方が変わってくるのも楽しめると思います。
――約1年前の長い撮影期間を振り返っていかかですか?
キャスト・スタッフがそれぞれ意見を出し合える現場だったと思います。それこそ、共演シーンの多い亀梨さんとはたくさんお話しさせていただきました。第3話にあった、奏の家の前から真樹が電話をかけてくるシーン。台本を読んで亀梨さんは「真樹は自分の死が近いと知って、奏に会いたい。でもどうしよう…と葛藤しての行動なんじゃないかな?」とご自身の解釈を説明してくださいました。
たくさん話し合うことで新しい視点が見つかったり、それが表現の答えになってくれたりしたので、とても有意義な撮影期間でした。
――TVerでこれから「Destiny」最終回をご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。
20年前の事件の真相、奏と真樹の決断、そして奏の父・辻英介と真樹の父・野木浩一郎の対決…いろいろなものが“凝縮された“最終回になっています。