長谷川博己主演の日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第8話「Episode 8 -真実-」が6月2日に放送された。同ドラマは、長谷川が7年ぶりに日曜劇場で主演を務める、日本の司法組織を舞台とした“逆転パラドックスエンターテインメント”。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか」ということを視聴者に問い掛け、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく。第8話は、志水(緒形直人)の冤罪を晴らすための証拠が見つかり、大きく動き始める。(以下、ネタバレを含みます)
志水のアリバイを証明する動画を撮影したのは緋山だった
明墨(長谷川博己)の元同僚・桃瀬(吹石一恵)が残したファイルには、糸井一家殺人事件で死刑判決を受けた志水のアリバイを証明する動画の存在が書かれていた。その動画を撮影したのが、工場殺人事件の被告で明墨が無罪にした緋山(岩田剛典)だった。
以前、赤峰(北村匠海)が、明墨と緋山の会話の中で“江越”という名前を聞いたが、その江越は、その証拠動画を持っている人物である。
冤罪を晴らすための重要証拠を持つ江越に接触
緋山はかつて闇バイトをしていたことがあり、盗撮などを行っていた。緋山が撮影した映像の中に志水が映っていて、その撮影時間がちょうど事件の犯行時間と重なっていた。これは、冤罪を晴らすことができる確実な、そして唯一の証拠。
ようやくたどり着いた大事な証拠である動画は、当時闇バイトを斡旋していた江越(迫田孝也)が持っていることが分かり、接触することにも成功した。
冤罪を晴らすということに向けて大きく前進した明墨は、死刑囚・志水の娘・紗耶(近藤華)に、当時検事だった自分が志水を死刑に追い込んだことを打ち明け、涙を流しながら「申し訳なかった」と謝罪した。
紗耶は、孤独だった自分に優しく接してくれてきた明墨の過去を知り、「どう接していいのか分かんないよ」と戸惑った。しかし、明墨のことを信じ、「でも、絶対に無罪にできるんだよね?」と聞き、明墨が頷くと「パパに会わせて」とお願いした。