俳優の香取慎吾が6月10日、都内で行われた「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」オープニングイベントに、今田美桜、内田也哉子、江口洋介、小澤征悦、賀来賢人、北野武、窪田正孝、鈴木保奈美、戸田恵梨香、松嶋菜々子、山田裕貴と共に出席。“なかなかの時期”にあったというカルティエとの縁を振り返った。
香取慎吾、個性的な衣装にリングや腕時計を合わせたスタイリングで登場
カルティエは、日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」を6月12日より東京国立博物館 表慶館で開催。これに先立ち、豪華ゲストがカルティエのジュエリーをまとった優美な姿でオープニングイベントに登場した。
香取は、二つのジャケットを組み合わせたようなデザインの個性的な衣装にリングや腕時計を合わせたスタイリングで登場。「指輪とかって、コロナ禍でしなくなっちゃった時期があって。アルコール消毒とか手を洗う機会がすごく増えてて」と話し、「最近、改めてアクセサリー、ジュエリーをするようになって、やっぱり外に出かける時に、ファッションってどこか武装するじゃないけど、その日の華やかな自分に立ち向かう時に、それを盛り上げてくれる一つだと思うから、今日もこんなにすてきなジュエリーを着けさせてもらってうれしいですね」と笑顔を見せた。
カルティエとの縁を振り返る
さらに身につけた腕時計「タンク アメリカン」を見せながら、「タンクが2017年に100周年を迎えた時に、僕はタンクの絵を描かせていただいて。その絵が今回も展示されているということで、本当に幸せ」としみじみ。
「自分は2017年って新たな道を歩もうと歩もうとした時で、なかなかの時期でして。仕事も何も一度無くなったくらいの中で、カルティエが声を掛けてくれて、『タンクの絵を描いてください』っていうお話をいただいた」と当時の状況を説明し、「その時は自分もどこに向かえばいいか分からない中だけど声を掛けてくれて必死に描いた絵なんだけど、それが何年もたって繋がって、こんなにすてきな場所に自分の絵が飾られる。そうそうたるアーティストの方々と展示されるというのがすごくうれしく思っています」と喜びをかみ締めていた。
◆取材・文=山田健史