丘十郎と大作は偵察するように命じられる
容保からかけられた疑いを晴らすためにも、隊士たちにはしばらくの間「許可なき外出は禁止」という命令が下る。大作や丘十郎らは、決められた見回り以外は屯所にこもって剣の稽古に励むことに。
そんな中、丘十郎は芹沢(三浦)から豪商・鵺野(渡辺いっけい)の屋敷に手紙を届けるよう頼まれ、一人街へと向かう。その際、裏道を急ぐ渋皮の姿を見かけ、土方(阪本)から偵察するように命じられる。
丘十郎と大作が渋皮の後をつけると、渋皮は女性に会って贈り物を渡した。影から見ていた大作が歩み出て、渋皮に刀を向けて「長州とつながっているのか?渋皮!」と大声で叫ぶ。渋皮は頭を振って「違います」と言うが、斉藤(庄司)がやってきて渋皮の腕をつかむ。斉藤は冷静に「ご法度だ」と言って渋皮を連れ去って行くのだった。
前回の田舎町でののどかな雰囲気から一転、不穏な空気に包まれる彼らを見ていると胸がつまる思いがした。
◆構成・文=牧島史佳
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