白崎「ほんとに夢みたいだった」
夜、羽山の部屋。白崎は羽山の部屋に置いていた私物を片付けてリュックに詰めていく。羽山は「コーヒー飲む?」と言ってキッチンに行くが、白崎は「いえ、すぐ終わるんで」とすげなく断る。
「ほんとにあっという間でしたね。今日、あいさつしながら思ったんです。もうこのメンバーと会うこともないんだって」と白崎は言って、「ほんとに夢みたいだった」と独り言のようにつぶやく。白崎は大量の荷物をリュックに詰め終わると、「じゃ、失礼します」と頭を下げて出て行こうとする。羽山が追ってきて白崎が扉を開けようとするのを制すると、白崎は「羽山さん…?」と動揺したように言う。
朝。白崎はひとりで「さよなら、麻水さん」とつぶやいて部屋を出て行こうとするのだった。
「昼のゆめ」のクランクアップとともに羽山と白崎の関係も終わってしまうのだろうか、切なさと不安が胸に渦巻いた。二人の恋の行く末が気になるのと同時に、白崎のリュックが思いの外容量が大きく荷物が入ることも気になった。
SNSでも「無理かなって思う量だったけど綺麗に収まったね、すごいね」「そのリュックめっちゃモノ入るんやね…優れものじゃん…(なんの話)」「いや、リュックよ」「リュック全部入りきらないかと思ったら入った(気になってた)」といったコメントが寄せられ、意外と多くの視聴者が注目していた。
◆構成・文=牧島史佳