コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ツムママさんが描く『プロポーズが「毎日味噌汁を作って」という男と結婚したらどんどん心が壊れた話①』をピックアップ。
ツムママさんが2024年6月7日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2,183件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ツムママさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
大変な育児中に惣菜を夕飯に出すリアルな漫画
料理研究室の先生の経歴を持つ主人公は、夫から「俺に毎日味噌汁を作って下さい」というプロポーズを受けて結婚。古臭いな、と思いつつも私と彼ならではのプロポーズに感動していた。そのため、双子を産んだ後も料理の手を抜くつもりはなかったが、その育児は想像を絶し記憶があまりないほどだった。
育児の忙しさのあまり、徐々に一汁三菜だった料理も丼物と汁物だけになっていった。さらに双子が成長するにつれどんどんと忙しくなったある日、主人公はスーパーのお総菜コーナーで足が止まったのだった。「お惣菜アリだよね?」と夕飯を簡単に済ますことにしたが、ゴミ箱に捨てられていた惣菜パックを見た夫は「…惣菜?」と夕飯を睨む。
子供たちの寝かしつけで寝落してしまっていた主人公が、忙しくて疲れてしまったためにお惣菜を初めて買ったことを告げると、「オレだって疲れてるけど?」と冷たく返されてしまうのだった。
本作に続く『プロポーズが「毎日味噌汁を作って」という男と結婚したらどんどん心が壊れた話②』では、夫から「最近手抜き過ぎ」「毎日味噌汁作るって約束忘れちゃった?」などと言われてしまう。
作品を読んだ読者からは、「惣菜って悪いかな?」「そんなに言うなら自分で作れと思う」「産後の恨みは一生の恨み」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・ツムママさん『「あるある」と思って読んでもらえるのが1番嬉しい』
――『プロポーズが「毎日味噌汁を作って」という男と結婚したらどんどん心が壊れた話』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
フォロワーさんから体験談募集で生まれました。
ご夫婦からの提供で、再構築した話ということで当時はかなり新鮮でした。(こういう話は最後は離婚‥というのが多かったので)
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
リアルさとフィクションの配分を工夫して描くようにしています。
読者に「あるある」と思ってもらえるように脚色は入れてます。
――今回の作品のなかで、特に見てほしいシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
ラストの方に出てくる旦那さんのセリフ‥です。
この話の肝なので。
――同じ体験をされたことがある方からも多くの反響がありました。今回の反響をどう感じられていますか?
「あるある」と思って読んでもらえるのが1番嬉しいです。
そしてやっぱり結構あるんだな‥と思いました。
――ツムママさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
身近な「あるある」を取り入れつつ、フィクション(物語)としての楽しさを大切にしながら、読み応えのある作品をこれからも描いていきたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
ぜひラストの旦那さんのセリフを読んで頂きたいです。再構築出来るのか‥見守って頂ければと思います。
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