父親からの言葉「俺はお前の一番のファンだから」
――これまで草川さんが応援されて嬉しかったことや印象に残っていることはありましたか?
僕は中学生ぐらいの時にいまの事務所に入ったのですが、そのとき父親から「俺はお前の一番のファンだから」と言われたんです。当時はまだ若かったから、特に刺さったなぁ~という感覚はなかったのですが、それから時が経っても、当時のことを思い出すというのは、相当自分のなかで心に残っている言葉なのかなと思っています。家族が見守ってくれているなという心強い気持ちになります。
――年齢を重ねるごとに、人からかけられる言葉の受け止め方も変わってくるんですかね?
そうですね。やっぱり年を重ねると涙もろくなりますね。感情が豊かになったというか、作品を観たり読んだりするとき、昔と比べると心が動くなと感じることは多くなっています。
――ドラマのなかでは落ち込んだ人に優しく寄り添う役でしたが、草川さん自身は、落ち込んだとき、どのように気分転換していますか?
今回の設定に近しいのですが、仲のいい友達とご飯に行ってストレス発散することもありますね。ただ状況によって変わることもあるので、一人になりたいなと思ったときは、軽く晩酌をして寝ます(笑)。やっぱり飲んで寝て忘れるのが一番かな(笑)。でもそういうときに限って頭のなかでグルグルと考えてしまって寝られなくなったりするんですよね。
初めてのことに挑む時は
――今回の撮影も今まで経験したことがないような形式だったと話されていましたが、何か初めてのことに挑戦するとき、どんな心構えで臨みますか?
僕はあまり初めてのことをやるのが得意ではないんです。とても心配性だし、周りからどう見られるんだろうというのも気になってしまうので。だからこそ、下準備は大切にしています。作品だったらしっかり本読みをしたり、グループでの活動だったら、振り付けなどもリハーサルでしっかりと準備をして臨みます。
――今回のドラマのセリフのなかで、意外な一面について話をするくだりがありましたが、草川さんがこれまでの活動で、「僕って意外だな」と思ったことはありましたか?
お芝居しているとき、間をあけがちですね。間をとりたがるんですよ(笑)。僕自身、ポンポン話が進んでいくのがあまり好みではなく、本当にリアルでいたいんですよね。人ってそんな早いタイミングで会話しないですよね。映画なら成立するかもしれませんが、ドラマとかはなのでそこまで間を取られると……なんて言われることもあります(笑)。
――草川さんの間に注目ですね。
どうしよう、そこを注目して見られたら恥ずかしいですね。