別れた恋人に未練はある？“元カップル”たちが共同生活 韓国発の“恋リア”「乗り換え恋愛3」の実験的なコンセプト
読者の方々は、かつての恋人に未練があるだろうか。過去に別れたカップル4組が共同生活を送ると、新しい恋を見つけるのか、それとも“元サヤ”に戻るのか…。そんな実験的なコンセプトの恋愛リアリティー番組が韓国で人気の「乗り換え恋愛」シリーズだ。6月26日より第3段となる「乗り換え恋愛3」(毎週水曜深夜0:00、Lemino)の日本配信がスタートしたこの機会に、本作の斬新なコンセプトや見どころを解説する。
4組の元カップルが共同生活
「乗り換え恋愛」は2021年に韓国TVINGで配信された恋愛リアリティー番組。元恋人たちが共同生活を送るというコンセプトで、本作はその第3弾。
それぞれの理由で別れた4組の元カップルが同じ家に集まった。ある者は新しい愛に会うため、またある者は昔の愛に再会するため。ここにそろった全員が誰かの“元カレ”“元カノ”であることは皆知っているが、それぞれ自分の元恋人のことは知らないふりをしなければならない。
誰と誰が恋人だったかは、視聴者にも明かされずに番組が進行。新しい出会いと過去の恋の両方に直面する出演者たちの様子が共感を呼ぶ。
「あんな人にはもう会えないと思います」
第1話は、それぞれが“元カレ”“元カノ”の思い出を語るシーンからスタート。
「あんな人にはもう会えないと思います」「これは運命だ永遠に続いてほしい(と思った)」という温かな記憶から「いい人だったんですが別れることになりました」「今は他人ですから」といった辛い感情も告白。中には、涙声になる女性も。
そして共同生活がスタート。一軒家に集まった8人が買い出しや料理を通じ、仲を深めていく様子が映し出される。しかし、視聴者に知らされていない“元恋人”がいるため、どこか気まずい雰囲気を感じる場面もありドキドキするポイントだ。
誰と誰が付き合っていた？
本番組ならではの特徴が、それぞれの態度から誰と誰がカップルだったかを推理する面白さ。
親しそうに話しているのは元カップルだからなのか。逆によそよそしい2人こそ、かつて愛し合った恋人なのか…。共同生活の様子をスタジオで見ているタレントたちも各々の予想を楽しんでいる。
第1話終盤で、さっそく1組の“元カップル”が明かされるのだが、スタジオ陣は「ウソだろ」「何これ？」と驚きを口にしていた。
誰と誰が親しくなり恋愛に発展するかを楽しむ恋愛リアリティ番組に、元恋人という関係性を取り入れることで人間ドラマとしての深みが出ている本作。彼ら彼女らは、新しい愛を見つけることができるのか、それとも、元の愛へ戻るのだろうか。“実験”的な意味合いでも展開が気になる作品となっている。
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