大泉洋が、6月30日に都内で開催された映画「ディア・ファミリー」大ヒットイベントに菅野美穂と共に登壇した。
映画「ディア・ファミリー」
カテーテル誕生に隠された奇跡の実話を基に描く、絶対にあきらめない家族の愛の物語。小さな町工場を経営する宣政(大泉)の次女・佳美(福本莉子)は生まれつき心臓疾患を持っており、余命10年を宣告されてしまう。絶望の最中、宣政は「自分が人工心臓を作る」と立ち上がる。そんな宣政を妻・陽子(菅野)ら家族が支える、というストーリー。
舞台あいさつに登壇した大泉は、初日舞台あいさつ時に語っていた「両親に感想を聞きたい」という発言について言及。「まずは、『(両親に)この金土日に見に行きなさい。3日間が大事なんだ。初週が大事なんだ』と言って、それから2週間忘れておりました。それで、今日(イベントの進行)台本を見たら『ご両親はどうでしたか』と書いてありますから、先ほど電話しまして!」と明かして笑いを誘う。
さらに、「電話したら親父が出ました。『映画見たぞ』って言ったので、『いつ見た?』って聞いたら、『大分前に見たぞ。そんなにいつ見たのかが大事なのか?』って言ってるんで、『大事なんだ』と。それで、『16日じゃないかな』って言っていたので、見事に日曜日に行ってました。ちゃんと初週に貢献してる」とにんまり。
そして、「『映画どうだった?』って聞いたら、『いい映画だったよ。俺はお前の父親だから、周りでは泣いとる人がいっぱいいたけども、私はにじむ程度だったね』と」と告白した。
続いて、「問題は母親ですよ。母親は手厳しい人で、何本か見て『何にも面白くない』って言った人ですから。その母が『素晴らしい映画だった』と言ってました」と語って会場を盛り上げた。
菅野美穂の規格外の行動に司会者もあぜん
ほか、主題歌を担当したMrs. GREEN APPLEからのメッセージが公開され、主題歌の話題に。
大泉は「最後の最後で(主題歌の)『Dear』が背中を押してくれるレベルじゃない。背中を蹴ってくる! それくらいすごい!!」と興奮気味に語り、「菅野さんが試写で、携帯持って立ち上がって横に振ったんですよ!」と菅野の驚きの行動を暴露。
にわかには内容が飲み込めない司会者が「え…?」と驚いていると、菅野が「初号試写といって完成したものを初めて見る会で、大泉さんと福本莉子さんと一緒に見させていただいたんですけど、(ストーリー最後で)『これで終わりだ』と思ってからの『Dear』! あのイントロ。何ですか、あの前向きな力のある。聴きながらとことん映画に寄り添ってくださっているのが分かって、『ただ聴いてられない』と思って、立ち上がって、スマホのライトをオンにして」と打ち明け、観客を驚かせた。
司会者が「他に関係者の方もいるんですよね?」と尋ねると、大泉は「僕は、こう見てました」とあっけにとられた表情を披露し、会場を沸かせた。
◆取材・文=原田健