阿部サダヲコメント「いまや『芦田さん』ですね(笑)。とても大人になった感じ」
体の中の細胞たちの働きが分かりやすく描かれるので、出演して非常に勉強になりました。原作漫画は大人だけでなくお子さんにも人気があると聞いていますし、映画もご家族で楽しく見ていただける作品になると思います。
娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は「愛菜ちゃん」って呼んでいたのですが、いまや「芦田さん」ですね(笑)。以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました。
実は、細胞役を演じられた俳優の皆さんとは撮影でお会いすることができなかったので、どういう世界観になっているのか、完成した作品を見るのがとても楽しみです。
芦田愛菜コメント「阿部さんとのシーンは、本当の親子のような安心感でお芝居」
原作は、高校で免疫の勉強をしていた時に先生から勧められて読んだことがあり、以前から知っていました。面白くてタメになるし、すごく好きな作品だったので、参加させていただけると聞いてとてもうれしかったです。細胞たちの特徴や擬人化のされ方などが知れば知るほど、あっ!そうだよな、なるほどな、と思うところがすごく多かったです。
阿部さんと久しぶりに共演することができて、とてもうれしかったです。掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感での中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです。
武内英樹監督コメント「漆崎親子のドラマにもご期待ください」
原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした。
不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。また、10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお二人とご一緒するのを楽しみにしていました。
お二人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。芦田さんは、等身大の女子高校生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティーをもって演じてくださり、阿部さんはそんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。
細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください。