つら過ぎる弥生の過去と、夏への思いが見える決意
恋人に子どもがいたこと。それだけでも大きな衝撃であることは想像にかたくない。だが、弥生のこのときの本当の心情はそれだけではなかった。
実は、弥生は過去に人工妊娠中絶を経験していたのだ。相手も同意の上で…。夏の後悔、そして「生きててよかった」という言葉がどれだけ弥生の心に突き刺さっただろうか。
しかし、その後の弥生の決意に少なからず驚かされることになった。父親として海を引き取ることなどを考えなければならない夏に弥生は電話で、「もし月岡君がお父さんやるってなったら、私がお母さんやれたりするのかなって。決めるのは海ちゃんだけど、選択肢の中に入れてもらえたらなって。それも考えてみて」と告げたのだ。「誰の子でもそうするわけじゃないから」という言葉に夏への思いがにじむ。
今回もタイトルが日本のみならず、世界のトレンド1位に躍り出る反響となった。タイトルに次ぐ関連ワードで「弥生さん」が世界トレンド上位になり、弥生への投稿が多かったも分かる。その声を拾ってみると「弥生さんにあんな過去があったなんて」「水季と弥生さんの対比がつらかった」「トイレで流した弥生さんの涙の意味が違ってきた」「弥生さんと一緒に涙が止まらなかった」などが。
また、次回予告で水季の母・朱音(大竹しのぶ)が弥生に対して「子ども産んだことないでしょ」と言っている場面があり、「過去を知らないとはいえ弥生さんにはキツすぎる」「次回予告ですでに心がつらい」「弥生さんも救われますように」といった投稿も相次いだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
TCエンタテインメント
発売日: 2023/08/25