“引き込まれた”…主演・水川あさみが黒い闇に迫るサスペンスドラマ、第1話がTVerで配信<笑うマトリョーシカ>
第1話見どころ※ネタバレ含む
2022年、厚生労働大臣として初入閣した清家(櫻井)。道上(水川)は、そんな彼の自叙伝の取材で、清家の地元・愛媛県を訪れていた。取材中、かつて社会部の敏腕記者だった父親・兼高(渡辺いっけい)から珍しく連絡があった。「いま調べていることがあって…」と話す父のもとに突然車が突っ込み、父は帰らぬ人となってしまう。
父の遺品から28年前に兼高がスクープした贈収賄事件「BG株事件」についての資料を見つけた道上。当時、政治家の関与が疑われたが、起訴されたのは官僚と不動産開発会社の社長・宇野耕介(河野達郎)のみ。父は本事件のことを調べ直していたようで、最新のノートには「宇野の息子は鈴木(玉山)ではないか」との書き込みがあった。
清家の単独取材に成功した道上は、鈴木が宇野の息子であることを知っていたか、と清家に問うとともに、鈴木に対しては、父からの取材依頼に応じるとしながら事故死した場所に来るよう指定したのは鈴木本人である、との証拠も見せた。しかし、鈴木にはうまくかわされてしまう。
鈴木が清家を裏でコントロールしているのは明白だと考えた道上は、彼が清家を操って何をしようとしているのかが分かれば、父の事故の真相も見えてくるのではないか、と考える。
そんな中、突然清家から連絡があり、指定された料亭に向かった道上。清家曰く、このことは鈴木には言っていないらしい。「あの鈴木をあそこまで追い詰めたのは、僕が知っている限り、あなたが初めてです。それで、ぜひ道上さんと話がしたいと思ったんです」と、呼び出した意図を述べた。彼とさまざまな話をしたあと、清家から「これからも、僕を見ていてくださいね」と意味深に言われるのだった。
その後、道上のもとに何者かから大学時代の清家が書いた論文が届く。これを送ってきたのは清家本人であり、彼なりのSOSではないか?鈴木が清家を利用して自分の野望を叶えようとしている?と謎が深まる。さらに清家は、料亭で道上が話したばかりの「親族里親制度の拡充」を定例会見で提言するのだった。
※兼高の高は正しくは「はしご高」