大谷翔平選手のグラブは外野手サイズ!?
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村田:1センチ違うとグラブは全く違います。大谷選手は投手としてマウンドに上がるときは、外野手のグラブを使用しているんです。メジャーの選手も「何で?」と言っていましたが、普通投手というのは、微妙なバランスを要求されるポジションなので、極端に大きかったり、小さかったりするグラブは使わないんです。
昨年までアシックスのグラブを使っていたのですが、そのとき外野手もやるかもしれないということで、2つグラブを作ったと聞いています。その外野用のグローブが気に入って、ニューバランスにメーカーを変えたときも、そのままの仕様を継続しているようです。
黒見:投手はあまり大きなグラブを使わないのですか?
村田:そういうわけではないんです。投手というのはビデオで撮られているので、筋肉の盛り上がり方などでも、球種が推測されてしまう。だから長袖を着たり、球種が見えないように大き目のものを使う投手が多いんです。
黒見:すごく繊細なんですね。ダルビッシュ投手もグラブは大きいですね。
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村田:ダルビッシュ投手ぐらい経験が豊富だと、あまり球を隠すため……ということではないと思います。やっぱりバランスを重視しているのかなと。グラブから指を出すか、出さないか……みたいなところまで意識していると思います。
黒見:指を出す、出さないでも変わるんですね。
村田:本当に微妙なところで大きく変わるんです。その意味で、とても奥が深いと思います。
次回、アイドル界初!?グラブ湯もみにガチ挑戦
黒見:村田さんにお話をお聞きして、選手の能力的な部分の重要性はもちろん、自身の潜在的なものを引き出すために、極限までこだわりを持っているプロの奥深さを改めて実感しました。
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1ミリの違いで、そこまでプレイに影響があると聞いて驚きでした。これまでデータから野球を観ることが多かったのですが、さらに選手が身に着けているグローブを始めとした道具にも注目して試合を見ると、さらに野球の楽しみが増えるかもしれません。
次回は、私が持っている未使用のカチカチのグラブを実際に湯もみ、型付け、さらにはグラブの極意ということで、守備職人の選手についてリサーチしていきたいと思います!
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「ABEMA」では今シーズン、ドジャース戦やパドレス戦をはじめ、今永昇太投手や鈴木誠也選手が所属するシカゴ・カブス戦、千賀滉大投手や藤浪晋太郎投手所属のニューヨーク・メッツ戦のほか、昨年に引き続きロサンゼルス・エンゼルス戦などを含む様々なMLB公式戦324試合を生中継。
取材協力:「野球工房9」(東京都葛飾区新小岩2丁目14−6 芹川ビル 1階)
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