俳優の土屋太鳳が、7月11日に都内で開催された映画「赤羽骨子のボディガード」“赤羽骨子FES.” にサプライズ登場。主演のラウール(Snow Man)との共演を振り返った。
ヒロインを敵視する尽宮正親役
同映画は、週刊少年マガジン(講談社)で連載中の丹月正光氏による同名コミックが原作。100億円の懸賞金をかけられ、命を狙われることになった幼なじみ・赤羽骨子を守るためにボディガードとなった金髪ヤンキー不良高校生・威吹荒邦をラウールが、ヒロイン・赤羽骨子を出口夏希が演じ、土屋は骨子を敵視する尽宮正親に扮(ふん)している。
今回のイベントは「40分で舞台あいさつを終わらせろ!」という全員へのミッションに加え、作品の内容にちなんで、赤羽骨子=出口にはバレずに、他の登壇者が「舞台あいさつ中、舞台上でインスタライブをせよ!」など数々のミッションを遂行しながら進行する、というスタイルで行われた。
イベントも終盤に差し掛かり、フォトセッションに入るかというところでラウールから「ここで皆さんに秘密にしていたことがあるんですけど…」と何やら報告が。「今日サプライズで土屋太鳳さんが来てまーす!」と紹介すると、石川淳一監督の横にいつの間にか並んでいた土屋が「荒邦が骨子と3年4組と親父と一緒に楽しんでいるというので、まとめてやっつけに来ました」とニヤリ。会場は大歓声に包まれた。
あらためて土屋は「尽宮正親を演じました土屋太鳳です。今日は本当に参加できるかどうか…という感じだったんですけど、ギリギリ間に合ったのと、ちゃんとまとめてやっつけに来られて良かったなと思います」と笑顔を見せた。
正親を演じる上で意識したことを聞かれると「ジェンダーに翻弄(ほんろう)されながらあがいている女性で、すごく努力して男性になろうとしたと思うんです。たぶん形から入ったのだろうなと思ったので、私も撮影の頃は形から日常生活で重心を変えながら生きていました」と、役へのアプローチを振り返った。
ラウールとのアクションシーンも見どころに
また、ラウールとのアクションシーンも見どころとなっており、土屋は「ラウールくんは本当にアクションが素晴らしかったです。(ラウールはほぼ受け身だったが)受け身がないとアクションって成り立たなくて、一生懸命受け身を全力でやってくださったので…」と語り始めると、今回の舞台あいさつは時間もミッションになっているということで「長くなりそうなので、また時間があるときに皆さんにお話します(笑)」とまだまだ言い足りない様子ながらも、少し余韻を残して締めた。
そしてすべての“ミッション”を完遂してネタバラシも終えた後、最後にあいさつを求められた主演のラウールは「スッキリしたラウールです(笑)。ご覧の通り本当に豪華なメンバーでとんでもなく刺激的でカラフルな映像作品になっていると思います。皆さん夏休みにテーマパークに遊びに行くような感覚でこの映画を見てほしいです。今日はありがとうございます!」とすがすがしい表情で呼び掛け、イベントを締めくくった。
なお、同イベントにはラウール、土屋のほか、出口、奥平大兼、高橋ひかる、倉悠貴、山本千尋、戸塚純貴、鳴海唯、中田青渚、長井短、坂口涼太郎、木村昴、芝大輔(モグライダー)、詩羽(水曜日のカンパネラ)、安斉星来、橘優輝、松岡広大、大久保桜子、土佐有輝(土佐兄弟)、かなで(3時のヒロイン)、工藤美桜、三浦りょう太、高橋大翔、遠藤憲一、石川監督も登壇した。
映画「赤羽骨子のボディガード」は、8月2日(金)より全国公開。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)
※高橋ひかる、高橋大翔の「高」はハシゴダカが正式表記
※三浦りょう太の「りょう」は、けものへんに寮のうかんむりなしが正式表記