第4話ラストでは、国会議員殺害の依頼者であり、1億もの大金を支払って頼之の力を利用して何やら企む“先生”と呼ばれる権力者の元を訪れた頼之。挑発された権力者が呼び出したボディーガード数人が銃を出そうとするが、頼之は手のひらから人数分の球体を出して彼らの額に放ち殺した。
ナン丸が少々時間をかけて生み出せるようになった黒い球体を難なく出して、コントロールさえ完璧にできる。頼之の能力の高さが分かるシーンだった。
そして権力者にさらした顔は、額に石のようなものが埋まっていて「宇宙人?」と思わずつぶやいたほど不可思議なもの。「失礼な。俺はこれでも日本人だぞ」という頼之のせりふは、ニヤッとする絶妙な塩梅だった。
謎の真相に向かって大きく動き始める
明らかになった頼之の風貌は、CGと特殊メイクで造形されているという。瀧悠輔監督は本作の特別試写イベントで「山田孝之さんにしかできない丸神頼之になっています」と語り、主演の細田は「顔が見えない役でもささいな感情の変化も感じましたし、刺激を受けました」と称賛していた。
まさに2人が語る通りの演技を本格的に目撃することになった第4話、第5話。視聴者からも「ただただ頼之さんが山田孝之でよかった」「山田孝之in頼之さんがかっこいい」といった声が。
能力を開花させていったナン丸も額に赤いできものができ、頼之の額にあるものと通じるのかも気になる点として新たに浮上。第5話では、ナン丸と上京した幸子と里の者たちが高志と対峙(たいじ)し、さらに頼之が現われる場面もあり、終盤に向けて物語が大きく動き始めた。キャラクターの面白さと、謎解きを楽しみに次回を待ちたい。
「七夕の国」(全10話)は、毎週木曜にディズニープラスのスターで独占配信中。次回は7月18日(木)に第6、7話が配信される。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/land-of-tanabata
▼ディズニープラス特集ページはこちら