――撮影の中での印象的なエピソードはありますか?
きゅんシーンを全話入れていることもあり、ロケ地の都合で、1日にまとめてきゅんをたくさん撮らなければいけないときが出てくるんですよね。そうすると、W主演のお二人が“ラブカロリー”が高すぎてだんだんグッタリしてきてしまう…ということはあります(笑)。
1日ラブがハイカロリーなロケが終わったときに、渡辺くんから「俺、自分から今日湯気が出てたんだけど」と言われたこともあります(笑)。
――田中Pが特にお気に入りのシーンやせりふはありますか?
私は元々原作のファンなので、“既成事実”のシーンやお誕生日キスは、絶対に期待を裏切らないようにしないといけないなと、プレッシャーを感じながらやらせていただきました。
第2話からは、原作も織り交ぜながらオリジナルの部分も増えていきます。なので、原作の良いところやキャラクター性を生かしながら、その世界線の中でドラマとして見てもらえたらうれしいですね。
――これから先、さらに“きゅん”が増えていくのでしょうか?
そうですね。あの手この手できゅんを実践しているので、現場でも「このきゅんはまだ使っていないよね?」という感じになってきています(笑)。さまざまなきゅんのシチュエーションを入れているので、重ならないように、新しいものを次々見せたいという思いで、監督と話し合いながら進めているところです。
ドラマ化するにあたり、青島と雪乃がチャラくは見られたくないと思っていたので、どういう風に結ばれるかという部分もその塩梅をかなり話し合いながら流れを作っており、“じれきゅん”の期間が長いかもしれません。その中で、いろんな渡辺くんといろんなアンさんを楽しんでいただけたらうれしいです。
――視聴者の方に、どんな渡辺さん、どんな中村さんを見てもらいたいですか?
渡辺くんには、最初にお会いしたときに「渡辺くん史上一番かっこいい渡辺翔太でいてほしい」というのはお伝えしました。なので、これまでで一番かっこいい渡辺翔太がこのドラマで見られると思います。
あとは、渡辺くんがナチュラルに演じてくれたらそれが、制作チームが目指す青島くんになると思っているので「渡辺くんっぽいけれど青島くん」という良い塩梅を楽しんでもらいたいです。
アンさんは、これまでのパブリックイメージと全く違うと思いますが、部屋で一人むにゃむにゃと独り言を言っている干物感ある姿などが本当にリアルで。監督も「雪乃かアンちゃんか分かんない」と話すほど一体化しているので、干物感はあるけれどかわいいヒロインという、アンさんが演じる特別な雪乃を楽しんでもらいたいなと思います。そして、そこに自分を重ねてきゅんとしてもらえたら、よりいいなと思っています。