「あんたがもう一度殺すのかよ」
朝田龍太郎という人物の豪快さと並外れた技術を端的に表した明真大学病院での初オペシーン。その後、晶に「勝手に手術室に入って執刀医に逆らって執刀して、教授に知られたら大問題よ。こんなこと許されると…?」と責められて「許されないなら、あんたがもう一度殺すのかよ」と吠えるシーンも含め、シリーズへの期待を高めた第1話だ。
続く第2話では、体に合わない新薬を投与され続ける末期がん患者に龍太郎と研修医の伊集院(小池徹平)が向き合うエピソードが登場。「腐った日本の医局に優秀な人材なんていない!」と吠える龍太郎、そんな龍太郎の背中を見ながら少しずつ、本来の“医師のあり方”を学び始めた伊集院の姿が印象的に描かれ、緩和ケアの考え方についても取り上げられている。
龍太郎の型破りなキャラクターの印象が強い一方で、“命に向き合う”というテーマも心に残る同作は現在、FOD・TVerで順次、無料公開中。7月はこのほか木村拓哉主演で検察官たちの奮闘を描いた大ヒットドラマ「HERO」(2001年)や松本潤の月9初主演作「夏の恋は虹色に輝く」(2010年)などがラインナップされている。