細田佳央太が主演を務めるドラマ「七夕の国」。7月25日に配信された第8話は、いよいよクライマックスへと向かう緊迫感に包まれた。その中で大きく引き付けられたのは、主人公・ナン丸(細田)の成長と、衝撃の出来事に遭遇した幸子(藤野涼子)の慟哭だった。(以下、ネタバレを含みます)
役に立たない超能力を持つ平凡な大学生が主人公のミステリー
同作は、「寄生獣」で知られる漫画家・岩明均による同名コミックを実写化。物に触れずに小さな穴を開けるという役に立たない“超能力”を持つ大学生・南丸洋二(通称:ナン丸)を主人公に、不気味な超常ミステリーの物語が繰り広げられる。
主人公・ナン丸を細田が演じるほか、ナン丸が訪れる里で暮らす東丸幸子を藤野涼子、幸子が恐れる兄・東丸高志を上杉柊平、ナン丸と共に謎を追う大学の助教授・江見早百合を木竜麻生、ナン丸が通う大学の教授で失踪してしまう丸神正美を三上博史、多くの謎を持つ丸神頼之を山田孝之が扮(ふん)する。
超能力の恐ろしさを知ったナン丸が“丸神の里”へ
最初は「ちょわあああ!」と叫んで、小さな小さな穴がポツッと開くだけだったナン丸の超能力。それが実は、生み出した黒い球体が触れたものを同じ体積分だけエグり、消し去ることができる力だと分かり、ナン丸も高志によってある程度の力を操れるようになってきた。だが、この能力を使える一族で最も力を持つ頼之が、第7話で東京都庁の上部をガッツリとエグり、さらには東京の街の一部に大きな穴を開けたことから、その恐ろしさが存分に伝わってきた。
第8話では、ナン丸と江見や丸神ゼミ生である多賀谷(濱田龍臣)らが、一族が暮らす丸神の里へと向かった。ナン丸が高志から聞いた頼之の「悪夢を終わらせる」という言葉を町民に知らせるためでもあった。
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