植田真梨恵、“圧倒的な歌声”で24曲熱唱「これにて終幕!」
アンコール1曲目は劇場版アニメ「ゴーちゃん。~モコとちんじゅうの森の仲間たち~」のエンディングテーマで、ことし配信された「虹はかかるから」。植田の澄んだ歌声が最大限に生かされた曲調の歌で、とても明るい気持ちにさせられると、これまでさまざまなアレンジがされてきた隠れた名曲「サイハロー」へ。
植田自身「初のアレンジです」という、今までの本曲への印象を覆すようなテンポで流れるように歌うと、少しも聴き漏らすまい!とばかりに、じっと聴き入るファン。
バラード色の強い印象もあったが、こういうパターンもいけるのか!という、驚きを与えてくれた後は、最後のMCタイムへ。
「皆さん今日は最後まで、そしてアンコール本当にありがとうございます!」と感謝を述べた後、「うれしいお知らせがあります!」と、初のアートワークギャラリー開催と、2018年2月に、2年ぶりとなる待望のピアノツアー「植田真梨恵 Live of Lazward Piano “bilberry tour”」の開催を発表した。
これまでよりいろいろな所へ転々とするということで、「きょう遠くから来た人?」と会場に呼び掛けると、「北海道」や「京都」に混じって「インド!」「春日部!」「西東京!」など、本当かうそか、そしてジョークなのか、さまざまな場所を挙げるファンたち。
植田もボケっぽい答えにはやや冷たく(?)あしらいつつ、「2018年にまたLazward Pianoツアーで会いましょう。ありがとうございました!」と、感謝を口にした。そこでバンドメンバーもあらためて紹介し、裏方スタッフとファンに何度も感謝した。
続けて「メジャーデビュー3周年を先日迎えました。そして『UTAUTAU』もVol.3ということで、またこうして皆さんとお会いできてとってもうれしかったです。今回、初めてのホールツアー…やっと歌手になれた気がします!」と晴れやかな笑顔で語り、会場を沸かせる。
「まだ、永遠というものが信じられない私が、永遠を信じていたくて、信じてみたくて作った曲を最後に歌います!」と言い、メジャーデビュー曲「彼に守ってほしい10のこと」をファンの手拍子をバックに歌いだす。
サビでは「みんな歌ってくれますか?」と呼び掛け、ファンと大合唱したり、マイクを通さずに歌ったり、ステージ狭しと駆けまわったり、最後まで全く力を緩めることなく全力で“歌を歌い”、全24曲熱唱した。
そして記念撮影を終えると、サボテンズのメンバーと手をつないで「本当にありがとうございました!」と深々と頭を下げ、ファンに感謝し、植田の「これにて終幕です!」で、ライブを終えた。その後も投げキッスや手で銃を撃つポーズを決めるなどして最後まで楽しませる植田。
“感情型シンガーソングライター”植田にとって、初めての挑戦となるホールツアーが、終了した。
「初めてのホールツアー、とても濃くわたしの心に残り続けることだと思います」と終演後にコメントを残したが、間違いなくファンの心にも色濃く、そして強く刻まれたはず。
少なくとも私の心には、最初から最後まで全力で歌う植田の“歌魂”が、ずっと残り続けそうだ。
M1 REVOLVER
M2 メリーゴーランド
M3 FRIDAY
M4 カーテンの刺繍
M5 シンクロ
M6 世界の終わり
M7 灯
M8 悪い夢
M9 愛と熱、溶解
M10 最果てへ
M11 ふれたら消えてしまう
M12 ダイニング
M13 砂漠の果てに咲く花
M14 壊して
M15 ルーキー
M16 わかんないのはいやだ
M17 サファイア!
M18 夢のパレード
M19 スペクタクル
M20 飛び込め
M21 変革の気、蜂蜜の夕陽
En1 虹はかかるから
En2 サイハロー
En3 彼に守ってほしい10のこと
■植田真梨恵オフィシャルサイト
http://uedamarie.com/