細田佳央太が主演を務めるドラマ「七夕の国」の第9話が8月1日に配信され、これまで回想シーンでは登場していた三上博史演じる丸神教授がついに一同の前に姿を現した。その姿は、大学で助手だった江見(木竜麻生)が気を失うほどインパクト絶大なものに変貌していた。(以下、ネタバレを含みます)
不気味な超常ミステリーの物語が終盤へ
同作は、「寄生獣」で知られる漫画家・岩明均による同名コミックを実写化。物に触れずに小さな穴を開けるという役に立たない“超能力”が、実はある地域の一族に伝わるものでその能力を開花させた大学生・南丸洋二(通称:ナン丸)を主人公に、不気味な超常ミステリーの物語が繰り広げられる。
主人公・ナン丸を細田が演じるほか、ナン丸が訪れる里で暮らす東丸幸子を藤野涼子、幸子が恐れる兄・東丸高志を上杉柊平、ナン丸と共に謎を追う大学の助教授・江見早百合を木竜、ナン丸が通う大学の教授で失踪してしまう丸神正美を三上、多くの謎を持つ丸神頼之を山田孝之が扮(ふん)する。
丸神教授の風貌の変化に驚き!
第8話で描かれた頼之を狙った武装集団による銃撃戦で幸子の兄・高志と大叔父の命が奪われ、丸神の里(丸川町)は一気に不穏な空気に包まれた。第9話では対立する住民と警察&武装集団の前に、ナン丸が歩み出た。頼之の目的が分からないから混乱しているのであって、ケンカ腰にならずに、まずは頼之にただ会ってその理由を問いただそうというのだ。
「能力というのはあくまでも手段に役立てるための道具なのであって、目的そのものじゃない。こんなもんに、人間様がいちいち振り回されてちゃいかんのです」
頼之やナン丸のように黒い球体を生む能力が使える「手がとどく者」の一方で、幸子ら悪夢のようなものを見る「窓をひらく者」もいる里の人々は、“見えない何か”に振り回されてきたのだ。
かつて神官だった頼之を裏切ることになるのかと戸惑う人々に、ナン丸が「裏切るとか裏切らないとかじゃなくて」とうまく説明できないでいると、「自分の首に絡んでる、見えない鎖のことだよ」と言いながら丸神教授が現れた。
ナン丸とはここでようやく初対面となった丸神教授だが、その風貌はこれまでの回想とは異なっていた。頼之の姿まではいかないが、能力者の証である額には赤い石のようなものがついていて、そして耳は尖り、丸神教授を尊敬する江見は驚いて気を失ってしまった。
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発売日: 2022/12/07