名曲を語りつくす「アワー・フェイバリット・ソング」、「Vol.7」はサニーデイ・サービスの曽我部恵一らアーティストたちが明かす「東京プレイリスト」
時代を超えて愛される名曲を特集するBSフジの人気番組「アワー・フェイバリット・ソング」。8月3日(土)深夜1時から放送される最新作「Vol.7」のテーマは、「東京プレイリスト」だ。さまざまなアーティストたちが「東京」にどのようにインスパイアされ、どのように歌っていたのかを特集する。
アーティストたちが心に秘めた「東京プレイリスト」
同番組はシリーズとして、これまで放送した6回でキリンジ「エイリアンズ」(2000年)、オリジナルラブ「接吻」(1993年)、大江千里「Rain」(1988年)など、カバーされ続ける楽曲の魅力について1時間丸々語り尽くしてきた。
Pizzicato Five「東京は夜の七時」(1993年)をプレイリストとして挙げたのはサニーデイ・サービスの曽我部恵一。「1993年にリリースされたこの曲に描かれた当時の東京はもうないんだ」と実感し、「その中で誰がまた東京を歌っていくのか楽しみ」と語る。
chelmicoとしても活動する鈴木真海子のプレイリストは、細野晴臣の孫がメンバーとしても話題のバンドCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの「空とぶ東京」(2023年)。「現代の東京に繰り出していく浮遊感のある楽曲に魅了された」という。
グッナイ小形のプレイリストは友部正人の「一本道」(1972年)。歌詞に描かれた阿佐ヶ谷の街に魅力を感じ、北海道から上京するきっかけにもなったと話す。
作家の山内マリコのプレイリストには、くるりの「東京」(2006年)が。京都から上京した自身の心情と重ねつつ愛聴しているそう。しかし「憧れていた東京には一度も行けなかった」と語る山内。その理由をじっくりと語っていく。
俳優・笠松将のプレイリストは孤高のラッパーの名曲。これまでの後悔と、それでも歩いていくしかないという強い決心をこの楽曲に重ねていると明かす。
バンドtricotのボーカル/ギター中嶋イッキュウのプレイリストは同世代のバンド、きのこ帝国の「東京」。常に新しいものが入れ替わる東京の中で、特別なことが起こらない日常を歌っていることに衝撃を受けたという。
さらに、番組の最後にはMONO NO AWAREが2017年にリリースした「東京」のスペシャルライブもおこなわれる。「東京」を巡る様々な楽曲を紐解きながら、街と音楽についてじっくりと語っていく。