津田「アフレコは緊張しましたか?」…小芝「これでいいのかなって不安がずっとありました」
津田:アフレコは緊張しましたか?
小芝:これでいいのかなって不安がずっとありました。普段の演技は掛け合いなので、一人でやるアフレコは『これで果たして相手の言葉と合うのかな?』など心配でした。あとは、今回感情的になるシーンが多かったのですが、そういったシーンで少しでも自分の気持ちが大きく乗っかっちゃうと声や喋り方が自分になっちゃって…だから完成した作品を見たら「ここ小芝だ!」って思っちゃう部分もありました。それが今回の反省点です…。
津田:でも、それはそれで大きな魅力になっていると思いますよ!小芝さんの思う“ケイト”も融合されていくので。
小芝:役者業の時と声優業の時でアプローチとか変えていますか?
津田:変えてないんですよ。声もあまり変えませんし。どちらかというと、声の仕事と実写としてではなく、作品毎に変えていますかね。実写の中でも作品毎に色々変えていくじゃないですか、だから作品毎でとらえるようにしています。
小芝:今回は台本を読んでみてどういう風に行こうと考えましたか?
津田:一番は勢いがめちゃくちゃ大事だなと思いましたね。
小芝:難しそうと思ったのは、仲間同士で『フーッ!』とかワイワイしているシーンが多い中で、一人であのテンションにもっていくのが絶対大変だな~と思って見ていたんですが…。
津田:楽しかったですよ(笑) たしかに、皆でやった方が『ウェーイ!』てなりやすいと思いますけど(笑)
小芝:タイラーほどじゃないんですけど、最初のシーンで私もはしゃぐシーンがあって
津田:冒頭のきゃっきゃしていたところですよね!
小芝:そうなんです、あそこがすごく難しくて(笑)
津田:特に最初だから暖まる前だしね(笑)
小芝:そうそう、テンション感むず!と思ってやっていたんですけど、そのあと聞いていたら津田さんもやられている!と思って(笑) 一人でテンションをガッと上げなきゃいけないことがあるんだなというのを知りました。
![映画『ツイスターズ』:場面写真](https://thetv.jp/i/nw/1211174/13386690.jpg?w=1284)
アフレコ時のアドバイスを贈る 津田「そこはドーンといけばいいと思いますよ!あんまり細かいことを気にしすぎてもだめなので」
津田:デイジー・エドガー=ジョーンズさんはとってもいい女優さんじゃないですか、繊細な演じ分けをされていて。ご覧になっていかがでしたか?
小芝:素敵でしたね。でも、海外の方のお芝居のニュアンスと日本語にした時の勢いとかってちょっと違うので、これでいいのかなと不安になることが多かったです。このシーンでは、もうちょっと繊細な感じにした方がいいのかなとか思うんですけど、でもそうすると声が普段のイメージと変わりすぎて耳だけで聞いているとキャラが統一されてないかなとかも気になってしまって。
同じ人物のはずなのに声が違ったら「あれ?今誰が喋ってる?」となっても嫌だなとか、何が正解かが分からなくて…声の強弱とかお芝居のニュアンスとかどこまでリアルな感じで作っていっていいのか、さじ加減がすごく難しかったです。
津田:確かに難しいですよね。僕はそこの判断は全部ディレクターに投げています!ディレクターがOKと言えばOKなので(笑) しかも、バランスとか分からないじゃないですか。だからそこは「お任せします!」と思っています。
小芝:吹替で観ている時にちょっと手元見ながら声だけ聞いていても、プロの方が当てた声って誰がどんなシーンで喋っていてもくっきり分かるじゃないですか。だから違和感がないんです。声だけで聞いていてもそのキャラが喋っているっていうのが分かるんですけど、私が感情に併せて声のトーンとか変えすぎたりするとちょっと目を離したときに「誰が話してる?」てなっちゃいそうで怖いなと思いました。
津田:そこはドーンといけばいいと思いますよ!あんまり細かいことを気にしすぎてもだめなので、違ったらディレクターから「小芝さんこうしてみませんか?」とリクエストを言ってくれるので。
小芝:じゃあ、OKいただいたらOKてことでいいんですかね!
津田:かな~と思っています。僕は。もちろん後で完成形見て反省はありますけど。
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