佐藤大樹、作品のキーパーソンを演じたことや萩原利久との共演で「忘れられない夏になりました」<降り積もれ孤独な死よ>
佐藤「現場での学びがものすごく多かった作品」
――蒼佑と鈴木、それぞれを演じ切った感想は?
萩原:6話の終わりから7話にかけて、監禁されて死亡するまでのシーンをゴールとして演じてきた面が強くあったので、手応えとしては、すごく良い環境で、良いものをやらせていただいたなというのがあります。
大樹くんとは、拉致・監禁されて以降のシーンではガッツリとお芝居させてもらいましたが、それまでのシーンではほとんど絡んでいなかったので、「きっと裏ではあんなことしているんだろう」みたいな想像をして、こちらも気持ちを高めていきました。なので、2人の演技がガチャンと当たった時は、現場の雰囲気含めて、すごく良いシーンになったのではと感じ取れて。総じて楽しくもあり、刺激もありで、素敵な現場だったなと思います。
佐藤:原作も読ませていただき鈴木潤というキャラクターは作品においてキーとなる人物だというのは自負していたので、演じるにあたってとても大きなプレッシャーを感じていました。どういう風に演じようかなとクランクイン前までは不安でしたが、座長の成田さん含めて、利久や吉川愛さんや共演者の皆さんに助けられて、役をまっとう出来たんだなと改めて実感しています。
何より現場での学びがものすごく多かった作品だったと思います。たった2カ月ほどでしたが、僕にとって忘れられない夏になりました。特に利久は昔から知っていたし、同世代の仲間でもあったので、一緒にお芝居ができてすごくうれしかったです。
萩原:ずっとお互いに知っているし、知っていたからこそ、共演が決まって一緒になったと思いきや、全然会わないから。
佐藤:ほんとに監禁するシーンから3日間連続ぐらいしか会ってない。監禁のシーンなどが続くので、現場も重たくなるのかなって思っていたんですが、カメラが回っていないところでは常に3人(佐藤・萩原・吉川)でたわいもない話をしていて。リラックスした雰囲気で撮影に臨めたので、おふたりにとても感謝しています。おふたりは自分より若いのに、引き出しとか見せ方とか演じ方がすごいなって間近で勉強できたので、本当に楽しかったですね。
萩原「生き返りません(笑)」
――蒼佑ロス、鈴木ロスになっている視聴者の方にメッセージをお願いします。
萩原:ロスを感じていただけるのはうれしいなと思いつつ、物語はまだまだ続くので、ちょっと頭の片隅に、たまに我々が匂ってくれれば。本編がどんどん進んでいくので、ぜひ最後まで結末を見届けていただきたいです。
僕らもこれ以降の話はほぼ現場を見てないので、同じ目線で見届けることになる気がします。8話以降もぜひこのまま見続けてくれたらうれしいなと思います。
佐藤:原作でも描かれていない2024年でのオリジナルストーリーになっているので、僕らも一視聴者としてすごく楽しみです。鈴木潤に関しては7話までのあの時のあの行動がこういうことだったという伏線が回収されるシーンや回想シーンも出てくるので、顔に傷がある男との関係や花音との関係なども答え合わせができるようになっていると思います。
原作ファンの方もそうでない方も楽しめる展開が待っていると思います。ロスって言ってもらえるだけ有難いですが、蒼佑と潤以外も素敵な魅力的なキャラクターだらけなので、ぜひ今後の展開や今後現れる事件の真犯人にも注目しながら最後まで楽しんでほしいなと思います。
――どんでん返し続きの本作ですが、「2人が実は生きていた」という展開は?
萩原:ロスって言っていただけただけでね、本当にありがとうございます。でも、生き返りません(笑)。
佐藤:それだけは(笑)。
▼「降り積もれ孤独な死よ」Hulu番組ページ▼
https://www.hulu.jp/a-suffocatingly-lonely-death/
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