「結婚おめでとう。幸せになれよ」
第6話では、朝日と香澄が3年ぶりに言葉を交わす場面が描かれている。
「私ね、結婚するんだ。だからその前に、どうしてもけじめをつけとかなきゃって思って」と香澄。この町に来る前に付き合っていた恋人のことが忘れられず、黙って朝日のもとを去った、という。
「彼から『やり直したい』って連絡が来て。最初は東京に戻るつもりはなかったんだけど、これ以上自分に嘘つけなくなってきて…。本当にごめんなさい」。そう言って頭を下げた香澄に、朝日は「結婚おめでとう。幸せになれよ」としか言えなかった――。
同作に友情出演の立場で登場した長澤。第5話ラストで初めて本編に登場するまでは、わずかな回想シーンと海辺の大きな看板の笑顔だけで、強烈な存在感を発揮していた。満を持しての本格登場となった第6話では、あらためて朝日を振る、という役回り。夏希や波奈江たちノリのいい面々とは一線を画す、どこか儚く凛とした雰囲気が、香澄というキャラクターがまとっている非日常感を際立たせる。
香澄の登場という大事件を経て、物語は無邪気な夏の大はしゃぎパートを終え、朝日と波奈江、夏希、光(窪田正孝)の関係性にフォーカスする残暑の後半戦へと進んでいく。
夏の恋の詰め合わせのようなドラマ「SUMMER NUDE」は現在、FOD・TVerで順次、無料公開中。8月はこのほか、小池徹平主演の「シバトラ」や坂口憲二主演の「医龍」シリーズ、櫻井翔主演の「謎解きはディナーのあとで」などがラインナップされている。
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