コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家の岡野く仔さんによる『夏の夕飯』だ。
同作はタイトルの通り、暑い夏にさっぱりとした晩御飯を食べる様子が描かれたショート漫画。岡野さんのX(旧Twitter)に投稿されると、おいしそうな描写に惹かれた人が多かったのか、6800件ほどの「いいね」が寄せられている。
そこで作者の岡野さんに、同作を手がけたきっかけや、こだわった部分について話を伺った。
冷やし中華にビール…まさに飯テロ!
暑い日が続く夏のある日、女性は帰宅してからすぐに冷房のスイッチを入れる。晩御飯の準備に取りかかり始め、まず湯を沸かして麺を投入。予め「冷やし中華のたれ」を購入していたことから、今晩のメニューは冷やし中華のようだ。
そして、麺を茹でている間、作り置きしていたハム、ゆでたまご、きゅうりを千切りに。茹で上がった麺を水でしめて、トッピングを盛りつけ、最後にキンキンに冷やしたグラスにビールを注いだところで準備完了。麺のさっぱりしたタレの酸味を味わいながら、ビールをひと口飲み、「あー!生き返るー!!」と女性は歓喜の声をもらすのだった。
まさに“飯テロ”のような描写に、読者からは「夏で食欲がなかったけど、一気に冷やし中華が食べたくなった」「冷やし中華とビールの組み合わせはズルすぎる!」など好評の声が相次いでいた。
作者・岡野く仔さんのおすすめの食べ方は「手作りドレッシング」?
――『夏の夕飯』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
とにかく毎日暑くて、冷たいご飯を描きたいなと思って描きました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
ビールの冷や冷やでふわふわ泡を頑張って描いたので、ぐいぐい飲むシーンを見てほしいです!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
ビールを飲んだ後の顔です。暑い中で一気飲みした幸せな顔が上手く描けました。
――冷やし中華を食べる場面はまさに「飯テロ」といった描写ですが、やはり岡野さんから普段から作られているのでしょうか。何かお気に入りのトッピングや作り方などあれば、ぜひ教えてください。
毎日自炊しています!最近手作りドレッシングにハマっていて、【醤油、酢、中華味の素、ごま油】が気に入ってます。
――今後の展望や目標をお教えください。
食べるシーンがマンネリ化しているので、新しい顔などリアクションを増やしたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
コミック雑誌「ごはん日和」にて『お嬢様の禁断寄り道ごはん』を連載しております。お嬢様が初めての庶民飯を楽しむ漫画です。よろしくお願いいたします。