仲野太賀”享”、父・生瀬勝久”啓三”の感染に自分を責める
そんなとき、院長・啓介(柄本)の弟で享の父・啓三(生瀬)がルミナに感染。感染者対応をしていた享は、自分のせいで一緒に暮らしている父が感染したと何度も謝る。ヨウコは享を屋上に連れ出し、平手打ち。リスクを冒して患者を守った享は悪くないとブチギレる。さらに屋外でマスクは不要だと、「自分の頭で考えることまで放棄するな」と説く。
聖まごころ病院で治療していた啓三の症状は徐々に悪化。ECMOが必要なほど重症になったが、どこも空きがなく転院は叶わない。精神的に追い詰められていた享が頭を冷やしに外出すると、ECMOが確保でき、啓三を転院させることができると連絡が来た。
“あの頃”を思い出す未知のウイルスを描く10話に視聴者「脱帽」
未知の新種ウイルスについて描かれた本編に、SNSでは「聖まごころ病院に勤務する人達のルミナに対するスタンスが、コロナ禍に生じたそれぞれの見解の相違の縮図のようだった」「確かに『あの頃』だった。報道され白い目で見られ、濃厚接触者だからPCR検査して。大好きな飲食店は休業、緊急事態宣言、コンサート中止。悲しい出来事も、たくさんあった」「一つ一つがみんな覚えのあるようなことばかり」などのコメントが。
さらに「さすがクドカンワールドでグイグイ進めていくんだけれど、あのコロナ禍って、こうだったんだなぁと、考えさせられた。けど、笑った」「再び来るかもしれない未知のウイルス感染爆発の恐怖と皮肉、人間の愚かさと強さ、そしてこのドラマを通してのテーマ“平等とは?”が完璧に描かれた1話に脱帽」「クドカン、凄すぎる、凄すぎて…最終回嫌だ。続編、スペシャル、映画でお願いします!!!!」などの声も上がり、Xでトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部