山田孝之と仲野太賀がW主演する映画「十一人の賊軍」が、11月1日(金)より全国公開される。本作より、87秒の最新映像と城代家老・溝口内匠を演じる阿部サダヲ、参謀・山縣狂介を演じる玉木宏の新ビジュアルが解禁となった。
脚本家・笠原和夫が手掛けた幻のプロットが60年の時を経て映画化
映画「十一人の賊軍」は、明治維新の中で起きた戊辰戦争の最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り(=旧幕府軍への裏切り)のエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任務に就く物語。
「日本侠客伝」シリーズ(1964年~)や「仁義なき戦い」シリーズ(1973年~)などを手掛けた脚本家・笠原和夫が1964年に執筆した幻のプロットを、企画・プロデュースの紀伊宗之、白石和彌監督、脚本の池上純哉ら「孤狼の血」(2018年)チームが受け継ぎ、新たな集団抗争劇として誕生させる。
三者の思惑に踊らされる「11人の決死隊」の最新映像、阿部サダヲ&玉木宏の新ビジュアルも解禁
仲野演じる鷲尾兵士郎の素振りで、東映のロゴマークを一刀両断して始まる今回の最新映像。「戊辰戦争」の戦火が越後の小藩・新発田に降り注ごうとしていた中、阿部サダヲ演じる新発田藩城代家老・溝口内匠は藩の存亡をかけた選択を迫られる。新政府軍につくか、旧幕府軍につくか。崖っぷちの状況の中、新発田を守るため、内匠は鷲尾に意味深な相談を持ち掛ける。
新発田藩、新政府軍、旧幕府軍の三者の思惑が交錯する中、場面は血しぶきが飛び散り轟音が鳴り響く砦の防衛戦へ。戦いに集められたのは、様々な罪を犯した死刑囚たち。無罪放免を条件に召集された彼らは“11人の決死隊”となり、圧倒的不利な状況の中で戦うことになる。
最新映像とともに明らかになったのは物語のカギを握る4名のキャストが、インパクトを放つ新ビジュアル。賊軍として戦場を駆け回る政(山田)、鷲尾兵士郎(仲野)と、賊を巧みに利用し新発田藩の安寧を画策する城代家老・溝口内匠(阿部)、「戊辰戦争」勝利のため邁進する新政府軍を率いる参謀・山縣狂介(玉木)らが、それぞれの思惑を秘め、戦いに挑む緊迫感が伝わるビジュアルとなっている。