ついに心通じ合った2人の姿に感動
今回は、マヤとの再会によって不穏な空気が感じられたが、浩然と千紘の心が確かに通じ合う様子には切ないほど胸がキュンとなった。
第5話では、母の死で抜け殻のようになった浩然を千紘はバイトで稼いだお金で遊びに連れ出してやり、さらにマフラーをプレゼント。千紘の優しさと愛が感じられ、素直に喜ぶ浩然にも胸がときめく。2人でこっそりと乗ったボートでは、浩然が千紘にそっとキスして「楽しいね」と言い、穏やかにほほ笑み合う。わびしい部屋や街の喧騒から離れた池の上は、それだけで2人の秘密の楽園のよう。優しいキスにキュンキュンとさせられつつ、つかの間の幸せのように思えて切なくて胸がギュンとなる。これ以上の幸せはないと感じた浩然の「死にたい」という言葉には胸が締め付けられ、彼の言葉を否定せずに「そっか」と受け入れてやる千紘の気持ちを思うと涙があふれた。
そして、第6話では加治と合コンの話をする千紘に「うそつけよ、同棲中の彼氏がいるだろ」とさらっといって2人を驚かせる浩然に、見ている方もびっくり。無自覚な浩然に萌え転がってしまう。加治と別れた後、千紘が自分たちは付き合っているのかを聞くと浩然は「いちいち分かりきったこと、確認してくんなよ」と言う。そして「好きです、付き合ってください。これで満足?」と浩然が聞くと、千紘は浩然の肩にポスンと頭をもたげて「よろしくお願いします」。浩然は笑って「確認、大事だな」と言う。体の関係から始まった2人だったが、心の距離が縮まり、ついには通じ合った様子に萌えるのとともに感動が胸いっぱいに広がった。
SNSでも「2人が穏やかに暮らす日々はくるのかな」「2人のあたたかな時間がより心に響く回でしたね…」「ドラマハピエンほんま劇薬」「ほんとにこのドラマはやばい、良すぎる」「まだ涙止まらない」「2人は幸せになってくれぇぇぇぇぇぇ」と浩然と千紘の幸せを思う視聴者のコメントが多数寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳