閉じる

NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ

2024/09/20 20:00

NMB48安部若菜が2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』を12月6日(金)に発売。連載では執筆の日々を綴る。
NMB48安部若菜が2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』を12月6日(金)に発売。連載では執筆の日々を綴る。※本人提供画像

文芸作家としても活動するNMB48安部若菜の2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』が12月6日(金)に発売することが決定した。安部の1作目の小説『アイドル失格』は全12話で実写ドラマされ、「コンプティーク」でコミカライズも進行中。第2作『私の居場所はここじゃない』発売までの期間、NMB48の主力メンバーとして活動する傍ら小説執筆にも精力的に挑戦する安部若菜の作家としての努力やアイドル活動との両立について綴るエッセイをお送りする。第3回はアイドルにとっての青春について感じたことを綴ります。

WEBザテレビジョン連載 小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ

「アイドルは私の青春でした!」ってホント?


NMB48は現在は小6〜27歳まで幅広い年齢が在籍しているグループですが、卒業していく人たちが、口を揃えていう言葉があります。

NMB48は私の青春でした!」

正直、自分自身がアイドルになるまで、一種の定型文なのだと思っていました。
だけど自分が飛び込んでみると、確かに青春だと感じさせる瞬間に溢れています。友人よりも近く、ずっと一緒にいるメンバーたち。泣いたり悔しがったり、何度も爆発する感情。自分を応援してくれている人と嬉し泣きする瞬間。

夏は、そんな青春を特に色濃く感じられる季節な気がします。

夏が過ぎ、9月も後半。今月も30度を超える日が続きましたが、週末からは急に気温が下がり、秋が来る……?という雰囲気を匂わせる予報になっています。

そんな秋の気配を感じる中、NMB48は9月21日(土)に東京 日比谷野外大音楽堂でライブがあります。私の感覚としては、そのライブまでが『夏』で、それが終われば夏らしいイベントも終わって一気に秋に突入する気がします。

NMB48は盛り上がる“夏曲”も多く、なんとなく夏のイメージがあるグループですが、そんな私たちが毎年恒例で行なっているイベントがあります。それは、夏の『キャンプ』。

第3回 連載より NMB48安部若菜

この写真はNMB48が毎年、”ニコニコ生放送 新YNNチャンネル” で生配信している、夏のキャンプ企画の時の1枚です。

廃校を借りて、グラウンドで皆でリレーをしたり、水鉄砲をしたり、BBQや花火をしたり……。NMB48ファンの間でも「これがなきゃ夏終われない!」なんて声も上がる企画ですが、ある時スタッフの方にこの企画の隠れた思いを聞いたことがあります。

NMB48のメンバーは学生の頃からアイドルをして、体育祭や学校行事にも出ていない子が多い。そんなメンバーに学校っぽいことをして青春を感じてほしい」

確かに、私も高校1年生でNMB48に加入して、体育祭や修学旅行といった学校行事には参加出来ませんでした。中学生からNMB48にいる子もいて、そんな私たちにとって先輩後輩を忘れて、ただ楽しめる時間は本当に貴重で代え難い時間です。

NMB48は私の青春でした!』
そんな言葉の裏には、スタッフさんの思い、ファンの皆さんの存在、そんな目に見えないものが積み重なっているのかもしれません。

とらえ方次第、「人生ってなんて楽しいんだろう」


今回の『私の居場所はここじゃない』の第1章の登場人物である“莉子”も普通の青春、普通の友人関係に悩み、自分にとっての“当たり前 “を見直すことになります。

今振り返ってみると、人生の大部分を形成するのは結局、高校時代ではないかと思えてなりません。人格形成の大半は3歳〜10歳というけれど、社会における自分の形成はもっと後なんじゃないでしょうか。

中学時代はまだどんな自分にもなれると本気で思ったりできたけど、高校になると自分の立ち位置を何となく飲み込めるようになって、あまり高校時代の自分と今23歳の自分は変わってないなぁとも感じます。

ただ、私は高校1年生の終わりから今までNMB48という同じ環境にいるので、それも自分が変わっていないと思う原因なのかもしれませんが……。


たった3年間でも、人生において存在感を放つ高校時代。
青春といえば高校生!なんてイメージもありますが、古代中国の思想では違うようです。

古代中国において人生を四季にたとえたところ、
人生は「玄冬」から始まり、「青春」はその名の通り春。その後に夏、秋が続きます。
ということは、人生100年時代にこれを当てはめると、0〜25歳が玄冬で、25歳〜50歳、折り返しまでが青春ということになります。

……つまり、私はまだ青春時代に突入していないようです。
そう思うと人生はなんて楽しいんだろう…!なんて気にもなります。
そして冬が人生の終わりではなく始まりで、最後が「白秋」と秋の実り豊かな時期を合わせているのはなんて素敵な考えなんでしょう。

2024年も秋が近づきます。皆さまの秋も、今年の色々なものを収穫出来る、満ち溢れた時間になりますように祈っております!

WEBザテレビジョン連載 小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

■安部若菜 公式X
https://x.com/_wakapon_

■安部若菜 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/_wakapon_

■安部若菜 処女作『アイドル失格』
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322109000593/

■安部若菜 SNSリンクまとめ
https://lit.link/wakapon0718

■NMB48オフィシャル
http://www.nmb48.com/
GIRLS-PEDIA2024 SUMMER (カドカワエンタメムック)
GIRLS-PEDIA2024 SUMMER (カドカワエンタメムック)
KADOKAWA
発売日: 2024/06/17
NMB48 3 LIVE COLLECTION 2021 (6枚組)(特典:なし)[Blu-Ray]
NMB48 3 LIVE COLLECTION 2021 (6枚組)(特典:なし)[Blu-Ray]
NMB48 (出演)
laugh out loud records
NMB48 4 LIVE COLLECTION 2020 [Blu-ray]
NMB48 4 LIVE COLLECTION 2020 [Blu-ray]
NMB48 (出演)
laugh out loud records
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

画像一覧
9

  • NMB48安部若菜が2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』を12月6日(金)に発売。連載では執筆の日々を綴る。
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • NMB48安部若菜が2冊目の小説『私の居場所はここじゃない』を12月6日(金)に発売。連載では執筆の日々を綴る。
  • NMB48安部若菜「人生はなんて楽しいんだろう!」アイドルにとっての「青春」について考えてみた/小説『私の居場所はここじゃない』執筆エッセイ
  • 第3回 連載より NMB48安部若菜

関連人物

  • NMB48

    NMB48

  • 安部若菜

    安部若菜

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • 【秋ドラマ】2024年10月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【秋ドラマ】2024年10月期の新ドラマまとめ一覧

  • 【夏ドラマ】2024年7月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【夏ドラマ】2024年7月期の新ドラマまとめ一覧

  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • 推したい!フレッシュFACE

    推したい!フレッシュFACE

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

もっと見る