伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)は最終週「虎に翼」を放送中。9月25日放送の第128回では、最高裁大法廷で桂場等一郎(松山ケンイチ)が言い渡した判決に、涙する山田よね(土居志央梨)の姿が…。視聴者から感動の声が上がった。(以下、ストーリーのネタバレがあります)
美位子の事件の最高裁判決が言い渡される
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人・三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリー。最終週「虎に翼」では、よねと轟(戸塚純貴)が美位子(石橋菜津美)の事件で最高裁の大法廷に立つ姿が描かれている。
争われているのは、美位子の事件に適用された“尊属殺の重罰規定”が、すべての国民が法の下に平等であるとした憲法第14条に反しているのではないか、という点。
開廷後、裁判官席に座る桂場は「主文。原判決を破棄する」「尊属殺に関する刑法200条は、普通殺に関する刑法199条の法定刑に比べ、著しく差別的であり、憲法14条1項に違反して、無効である」と述べた。よねたちの主張を支持する内容に、轟は驚きと喜びで目を見開き、よねは感に堪えないといった表情で目を潤ませた。
「もう、誰にも奪われるな」
第115回で「原爆裁判」の判決言い渡しが描かれた際にも、よねが原告に寄り添う判決文を聞いて涙を流す場面があったが、訴え自体は被告である国側の勝訴で幕を閉じていた。対して今回は、最高裁大法廷での快挙である。
「よねさん、轟さん、よかった、よかった…」「よねさんのうるんだ目に感無量…!」「よねさんの表情に胸が熱くなった」と感動の声が上がり、「判決読み上げを聞いて泣いてしまった」「心が震えた」「今週毎日泣いてる…」と、よねに共感する視聴者も続出した。