松下奈緒、小雪ら俳優陣の見応えある演技と共に悲劇の真相が明らかに<スカイキャッスル 最終回>
九条の不敵さにゾクッとしつつ、変わることができた紗英
未久の転落は、スマホを奪おうとしてもみ合いになるうちに起きてしまった不幸な事故だったと九条の秘書・永峰(前原滉)が自供した。そこから九条も任意同行を求められた。
九条がなぜ教え子とその親の関係を壊そうとしていたのかは、自身の過去にあった。かつて医師になるという夢を押し付けた母を命は助かっているものの自殺に追い込んだ九条は、自分と境遇が同じ教え子にも同じように仕向けていたのだ。紗英と瑠璃もその標的となっていたが、逃れることができた。
九条は連行される際、「家族や友人のおかげで、私は変われた」と言った紗英に向かって「未久さんを死なせたそもそもの原因は、彼女に父親の愛を与えなかったあなたにある。そのことをかみしめて。あなたも出口のない地獄で生きなさい」と言い放った。
最後まで憎々しかった九条。けれども、その後の紗英の表情は明るさがあったことにホッとする。「家族と一緒に新しい明日を探したい」と、スカイキャッスルを離れて歩み出すことを決めたのだ。
SNSには「最終回見応えあった」「面白かった」「みんな子どものこと考えてる」といった感想のほか、「松下奈緒さんの演技、毎回震えた」「全ての役者さんの演技が本当に良くて」の声も。これまでにない悪女ぶりから変化を丁寧に見せた松下はじめ、俳優陣の熱演と共に幕を閉じた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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