アニメ「【推しの子】第2期」の第二十四話「願い」が10月6日に放送された。今話で第2期は最終回。復讐を芽生えさせたルビー(CV.伊駒ゆりえ)の闇堕ち、カミキヒカル(CV.宮野真守)の所業という不穏な空気を充満させた状態で、第3期の制作決定を発表。視聴者からは、「うわー、モヤっとするエグい終わり方ヤメレ」「このサスペンス感がたまらない、第3期楽しみ」など、歓喜と悲鳴が合わさるコメントが相次いだ。(以降、ネタバレが含まれます)
復讐心に染まり、両目に黒い星を宿したルビー
前回の第二十三話では、探していた大好きなゴロー先生(雨宮吾郎)と最悪の“再会”をすることになってしまったルビー。今話は遺体発見後の取り調べから始まり、検死の結果、ゴローは他殺であることが分かった。
ルビーに転生した天童寺さりながアイドルになりB小町を復活させたのは、ゴローに見つけてもらうためだ。その夢と未来が失われたショックは大きく、ルビーはゴローが勤め、生前の自分が入院していた病院の屋上で立ち尽くす。そこに現れたのは、カラスを引き連れる白い髪の少女だった。
「プライベート編」で宮崎県に来てから登場した謎の少女。相変わらず何者なのかは不明だが、今話エンディングクレジットでツクヨミ(CV.木野日菜)という名前だけは判明した。ルビーはMV撮影の前に、このツクヨミからアイとゴローを殺害したストーカー犯は2人組で、自殺した男とは別に、女の共犯者がいることを聞かされていた。
MVの撮影中、「どんな手を使ってでも…必ず見つけだす。見つけだして絶対に……絶対に殺してやる」と復讐を誓うルビーの両目に、黒い星が宿る。まるで復讐を終えたアクア(CV.大塚剛央)の分まで上乗せされたようなルビーの憎悪に、「アクア以上の復讐心ということなのか?」「完全な闇堕ち、喋る声も怖い」と視聴者もざわつくように反応する。
そんなルビーが芸能神社に祈願したのは、「アクアがアイと先生を殺したやつを見つけ出せますように」という願い。前話のサブタイトル「再会」に続いて今話の「願い」も予想を裏切る返しとなったことで、「これは願いじゃなくて呪い」「ルビーの憎悪がものすごいことに」など、悲鳴のようなコメントが続出した。
闇堕ちがルビーを無二のアイドルとして輝かせる
そして、完成した新曲「POP IN 2」のMV。アネモネ・モネモネ(CV.ゆかな)が「誰かの真似をしてるような」と感じていたルビーは、復讐心を宿したことで皮肉にも異彩を放つ。最高のアイドルスマイルに、黒く輝く両目の星。
このルビーに対して、「好きなのはかなちゃんなんだけど目線が勝手にルビーにいくのえぐいわぁ」「ちょっと、まってくれ、もう、ルビーしか見えない」「MVの闇堕ちルビーの笑顔何だ、ダークな最強アイドルかよ」とルビーに目を奪われる人が多くいた一方、「これがルビーの無二の魅力だとしたら、復讐心で演技したアクアと同じで悲しすぎる」「ルビーたしかにカッコいいけどそれだけにツラい」といった声も上がっていた。
エンディング後には、これもクレジットで名前が判明したアクアとルビーの本当の父親と思われる男、カミキヒカルが登場。崖から転落したようすである瀕死の女性を見下ろしながら、「生きてますか? 言ったでしょ、足元に気をつけてって」と、悪意を漂わす薄い笑みで言葉を投げる。さらに放送後には、第3期の制作決定を発表。
最後の最後でまたもや気になる幕引きとなり、「いよいよ黒幕出てきたな。知ってしまったらアクアの復讐が復活する」「どんな気持ちで3期まで待てばいいんや…??えぐいて…あの終わりでこれはえぐいて…」「ここから先はまたすごいことになるから3期が楽しみね」など様々な声が集まることに。
この他にも、ビジネスカップルから本当の恋人同士に発展したアクアと黒川あかね(CV.石見舞菜香)。アイドルとして覚醒しつつも、主演映画が決まったあかねに対し、「早く売れたい」と願う有馬かな(CV.潘めぐみ)。「15年の嘘(仮)」と題してあった誰かの企画書など、気になることが満載となっている。これらは第3期でどう語られていくのだろうか。
◆文=鈴木康道
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「【推しの子】」視聴ページ
KADOKAWA アニメーション
発売日: 2023/06/28