1997年7月の“月9”枠としてフジテレビ系で放送されたドラマ「ビーチボーイズ」。反町隆史と竹野内豊のダブル主演で、脚本は岡田惠和、ほかに広末涼子、マイク眞木、稲森いずみらが出演している。
現在、FOD・TVerの無料公開で見ることができる今作は、一見、チャラさ満点の能天気ワイルド系・広海(反町)と、都会勤めのエリートコースから外れて人生の休暇中に入った真面目な海都(竹野内)が、海の見える民宿“ダイヤモンドヘッド”で出会い、共に暑い夏を過ごす物語。正反対な魅力を持つ男性2人が出会う、第1・2話を紹介する。 (以下、ネタバレが含まれます)
“反町派”?“竹野内派”?論争にもなったヒット作
今から27年前となる1997年当時、反町は23歳、竹野内は26歳だった。ちなみに広末は17歳。「MajiでKoiする5秒前」がリリースされた年といえば、その頃最も勢いのあるアイドルスターだったことが分かる。
反町&竹野内は、当時の“イケメン”を代表する存在で、「ビーチボーイズ」の役柄が対照的な性格だったこともあり、若い女性や週刊誌は“反町派”か“竹野内派”かで話題が常に盛り上がるような状態にあったと記憶している。
実際、27年経ってみてドラマを見返してみたところ、出演者の持つ人気者オーラがものすごいのである。とにかくまぶしい。反町、竹野内は突然海に入って暴れても、車がエンストしても、何をしていても絵になりかっこいい…。それがわざとらしくも、嫌味さもまったく感じないあたり、本物のスターだったということが証明されている。
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